市内の老人福祉センターなど11カ所の会場で、月に二回ほど開催されている「介護予防継続教室」に参加してきました。
この教室は、概ね65歳以上で、要介護・要支援認定を受けていない元気な方を対象に、体操やゲームで介護予防をする「わかがえりレッスン」をするというもの。
わかがえりレッスンとは、市の保健師さんたちが考案したプログラムで、平成19年に開催された介護予防サポーター養成講座の修了者がボランティア登録してサークルを作り、会場でプログラムを指導してくれています。
今日は、市内の平成荘で行われた講座で、平成きずなの会の皆さんがサポートをしてくれました。
わかがえりレッスンは「わ」「か」「が」「え」「り」という頭文字をもじって内容を簡単に紹介しています。
①「わ」ははと笑って始めましょう。
→みんなで笑ってレッスンスタートです。
②「か」らだのびのびしなやかに
→運動前にストレッチをして体をほぐします。
③「が」んばれ脳の活性化
→指体操やゲームで脳を刺激して、物忘れを予防します。
④「え」っさほいさで筋力アップ
→しっかり体を動かして今ある筋力を維持し、転ばないための足腰づくりをします。
⑤「り」ラックスしてまた今度!
→最後に疲れを残さないように使った筋肉をほぐします。
…とまあ、ざっとこんな感じ。皆さん和気あいあいとしていて、サポーターの皆さんも笑いを引き出すのが上手ですね。
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さて、まずは体をほぐします。私も「見ているだけじゃダメですよ。参加していただくと良いのでできれば五本指の靴下をはいてきてください」と連絡を受けて、五本指のソックスを持参。
体を良く動かして準備を始めます。
体操は指や体を使う簡単なものですが、左右で別の動きをする運動などではやったことのない動作を脳が必死に追いかけているのが分かります。
さらに「はい、左右を逆にしてやってみてください」などと言われるとさらに脳が混乱して、必死に考えながらついてゆこうとするのでとても疲れます。
高齢の皆さんも笑いながら、苦しみながら挑戦を続けます。
「やったことのない運動をすると脳が活性化するんです」とはサポーターの方の弁。確かに脳はフル回転です。
【結構脳が焼けます】
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【お手玉なんて懐かしい】
一人一人だけではなく、集団で息を合わせて行うゲームもあります。お手玉を隣の人に渡すのでも、リズムと息が合わないと失敗が起きてしまいます。
腹筋や足腰の筋肉を強化する運動と筋肉を伸ばすストレッチ運動にはかなりの時間を割きます。やはり体が弱って固くなるのを防止するのが元気な日常を過ごすには大切なことなのでしょう。
最後にはみんなで音楽とリズムに合わせながら踊りを踊ったり行進をしたりします。
私も楽しくなって、相当まじめに取り組んでみましたが一生懸命にやると結構疲れるものです。体と相談しながら強さを調整して楽しくやれる範囲が良さそうです。
二時間たっぷり楽しんで、これが二週間に一度開催されているということですから、参加しないというのは勿体ないことです。
仲間たちと笑いあい、楽しみながら体力アップで介護予防を図る「わかがえりレッスン」。
私も今のための試みですが、病院にかかる前の予防に力を入れて、体力と健康を維持するるのは、医療費をかけたくない地域社会のためにも、看病に苦労する家族のためにも、そして何よりも幸せな毎日を楽しめる本人のためにも良いことです。
もっと参加者が増えてほしいものですね。
【健康で毎日ええじゃないか(笑)】