北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

映画「探偵はBARにいる」を観ました

2011-10-08 23:45:35 | Weblog
 札幌のススキノを舞台にした映画「探偵はBARにいる」を見てきました。

 主演は大泉洋で、競演は松田龍平に小雪、西田敏行と多彩な顔ぶれですが、原作は日本推理作家協会賞受賞の東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」だけに、ストーリー構成はしっかりとしています。

 謎の女性からかかってきた電話で受けた仕事から、とんだ事件に巻き込まれる探偵の大泉洋と相棒の高田(松田)。過去の殺人事件がだんだん一つに結びついて意外な結末へと導かれます。

 探偵がいつもいるBARがススキノにあるという設定なので、ススキノの風景がいくつも登場します。ラーメン横町を走って逃げるとか、ソープランド街、そしてもちろんススキノのシンボルといえば、ススキノ交差点にあるニッカウィスキーの看板の「ローリー卿」も健在です。

 季節を冬に設定して、雪祭りも登場したことで雪の町札幌のイメージがさらに膨らむことでしょう。


      ※     ※     ※     ※     ※

 
 相棒の高田の設定が、いつも眠そうだけれど実は空手師範代の北大農学部の助手ということで、懐かしい北大農学部もロケ地になっていてちょっと嬉しく思いました。

 東京の友人も既にこの映画を見ていて、先日会ったときに、「自分に関わりのある場所が映ると何とも言えない気持ちになるなあ」と言っていましたが、まさに同感です。

 ご当地映画が増えるとよけいに、その土地柄を端的に著す場所や風物は何かが問われますね。

 地域のポテンシャルが何なのかが如実に試されるご当地映画。我が町でロケをするとしたら何が使われるのかを考えると、自分たちの土地の価値が再認識されるのではないでしょうか。

 映画ロケに耐える地元の特徴、時間がかかっても磨いたり作り上げたりしたいものです。

 また映画館にはススキノを中心としたロケ地マップが貼られていました。これを頼りに、ロケ地巡りというスピンオフの楽しみも広がりそうですね。


   【薄野周辺ロケ地マップ】

 
 
【「探偵はBARにいる」公式ホームページ】
 http://www.tantei-bar.com/ 

 
コメント
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