北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

台北市内観光 ~ 儀仗兵の交替

2011-10-29 23:45:17 | Weblog
 台北での二日目。今日は一日フリーなので台北市内観光です。

 まずは忠烈祠という、台湾が戦争で亡くした軍人の英霊を祀ってあるところで儀仗兵の交替の様子を見てきました。




 儀仗兵は、入り口に二人が配置されていて一時間に一度交替をします。交替と言いながらその動作は非常に独特なもので、一つの観光要素になっているのです。


 ここ忠烈祠での儀仗兵は、陸・海・空軍のそれぞれが交替で警備に当たっていますが、それぞれの制服が違うのだそうで、白い制服は海軍のものだそう。

 しかもいずれも身長180センチ以上という体格が必要でイケメンも条件なのかも知れません。また、交替してからは1時間、微動だにしてはならず、厳しい忍耐が必要な仕事でもあり、まさに選ばれたエリート揃いなのです。
 
 それにしても、日本人の観光客も多く来ていましたが、国を守るために命を捧げた人たちへの敬意と尊敬を集める施設という意味がどれだけ分かっているのだろうか、と思います。

 軍務に観光要素があるという幸せな日々が続くことを願わずにはいられません。




    ※    ※    ※    ※


 その後は今一番台湾で人気のスポットの故宮博物館を見学。たった一時間の見学では興味あるコーナーもほとんど見ることができず、次の機会への渇望が募るばかり。

 人気の故宮博物館の中でも最も人気があるのは、302号室に飾られている「翡翠の白菜」です。

 なぜ白菜?と不思議でしたが、元来翡翠というのは単色であることが望まれる要素なのでした。それが、白と緑が混ざった素材では本来価値ある宝にはならないところを敢えて白を白菜の白い部分として使い、また緑の部分を白菜の緑にとして使いさらには多産の象徴である緑色のキリギリスまであしらっています。

 おまけに台湾語で白菜というのは、女性の純潔を表す単語と同じ音をもつのだそうで、これがために使い物にならない素材が台湾を代表する宝物に姿を変えたのだそう。

 歴史と物語のある国には良い宝物がありますね。もっと見たい故宮博物館でした。


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 さて、台湾にまでパソコンを持ち込んできたのは良かったのですが、なんと電源のケーブルを荷物に入れ忘れたようでした。

 充電の量だけで起動するのは辛いところ。そこで通訳の方に、「この辺に電気屋さんはありませんか」と訊いたところ、「忠孝新生駅の近くに電気屋街があって秋葉原みたいですよ」とのこと。

 何とかそこまでたどり着いてお店を巡り歩いてみたところ、まさに秋葉原のジャンクショップみたいなところがありました。


   【よくぞ売っていたもんだ、すごいぞ台湾】


 そこでまさに欲しい規格に合致するケーブルを見つけてゲット。日本円でわずかに130円足らずのケーブルですが、これがなくて苦しい思いをしました。

 ジャンクショップのおかげでやっと今日になってパソコンを満足に使えるようになったというわけ。

 ピンポイントで欲しいケーブルが手に入るという台湾の底力に感謝です。いや、たいしたもんだ。

 明日はいよいよ動物園でタンチョウのお披露目。好天を祈ります。

 
コメント
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