北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌ポタリングガイド

2011-10-09 23:45:59 | Weblog

 明日恵庭で行われる自転車のまちづくりシンポジウムに合わせて、掛川から友人が札幌を訪れてくれました。

 それなら、ということで札幌市内サイクルガイドツアーとして案内することにしました。いざ札幌を自転車で案内するとしたら、どこをどういう順番で回り、全体行程をどう考えるか。ガイドコースを企画するというのはかなり事前に頭を使う作業なのです。


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 そんなガイドツアーでは、札幌駅北口のホテルを出発してまずは道庁赤レンガへ。東側から北三条通りを西進すると、正面に赤レンガが見えてきますが、これでこの通りがかつてのメインストリートだったことが分かります。

 赤レンガでは中も見学出来ましたが、解説ボランティアの方に話を聞いて、実は北海道の旗は七稜星だと知りました。わたしはてっきり五稜星だと思っていたのですが、ちゃんと勉強しないとダメですね。



 続いては大通り公園経由で円山公園まで走ります。

 円山公園の入り口には「熊出没注意」の看板があってびっくり。思わず記念写真を撮ってしまいましたが、最近の熊騒動は冗談では済まされなくなりつつありますね。





 ここまで来たなら、と北海道神宮へもお詣りしてきましたが、七五三を祝う家族連れが多く微笑ましい限りです。

 神宮への参道の途中には開拓神社があって、北海道開拓に貢献のあった三十七柱の人神にもご挨拶ができました。

 普段何気なく話題にする開拓史上の人たちが神として祀られていて、人は神になれるんだということを実感しました。




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 ここからいよいよ大倉山シャンツェまで急な山道を登ります。

 ビンディング付きのペダルと靴ならなんとか降りてしまわずに登れますが、ビンディングなしの折りたたみ自転車で参加した女の子は自転車経験が豊富でもちょっと辛そうです。

 やっとのことで長い坂を登り切ったところで大倉山シャンツェの下に到着して、係の方に道路の反対側にある使われていない臨時駐車場に自転車を停めて良いですか、と訊いてみると「この先を下った250m先に二輪用の駐車場があるからそちらへ停めて欲しい」とのこと。

 結局はその指示に従って駐車場へ移動したところ、確かに自転車用のスペースがあってシャンツェ下部まで行くエスカレーターも整備されてはいるのですが、自転車乗りとしてはできるだけ高いところに停めさせてくれた方が親切なのに、と思うところでもありました。

 大倉山のジャンプ台でリフトに乗って上の展望台まで行く途中には選手たちがジャンプの練習をしていて、そのスピード感に、ここのジャンプ台で飛ぶことがどれくらい怖いことなのかを思い知りました。

 今日の札幌は快晴で眺めも最高。札幌には見たい、見せたいアイテムが充実しています。







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 自転車ガイドツーリングの最後は北大の構内を見学して終了。約5時間の札幌ガイドツアーはどうだったでしょうか。

 ツアーを企画する上では多様なルートを自分の頭の引き出しに入れておかないといけないと改めて思いました。

 たまには自分の町を自転車で走ってみてはいかがでしょう。目的地への道は、一本裏の道を走るだけで全然知らなかった風景に出会えます。

 この道のバリエーションを知ることこそが「我がまちを知る生涯学習」でもあるのです。
コメント (2)
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