北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

どさんこ商品研究所の取り組み

2011-10-14 23:45:38 | Weblog

   【どさんこ商品研究所】


 昨夜からの札幌出張の途中で、大通り地下歩道にある「どさんこ商品研究所」を訪ねてきました。

 こちらは土木コンサルタントとして老舗であるドーコンさんが手がけている経済研究所という位置づけですが、具体的には道内で販売されている商品をもっと売れるようにしてやろうという試み。

 アポなしでふらっと飛び込んでみたら、旧知の友人がいて、「どうぞ見ていってください」と歓迎されました。

 おいてある商品は今や300アイテムを超えるくらいになったそうですが、どれも道内出張の多い社員が、各地を歩きながら、売れそうな商品やお気に入りの商品を買い付けて、こちらで売っているというものです。

 この研究所、はじめは商品を展示して情報提供でスタートしたのだそうですが、「売ってほしい」という要望も多かったことから、それなら売ろうじゃないか、また売ってみてお客さんの反応を知ろうじゃないか、と方針転換したのだそう。

 品ぞろえは、道民なら良く知っているものから、全然聞いたこともないような商品までバラエティに富んでいます。


   【この品ぞろえはすごいぞ】



   【実際に買っているお客さんに遭遇】


「売れ残ったらどうするのですか?返品するの?」と意地悪く聞いてみると、「とんでもない、全部買い切って必死で売るんです」との答え。なんとも真面目なんです。
 
「やはり商品を見せるだけなのと、買ってもらおうというのでは取り組みに雲泥の差があります。全く売れそうもないものは仕入れませんし、これは良いと思ったら売れるように努力します。しかしお客さんのニーズや好みの反応がはっきりと伝わってきますよ」
 
 同じような道産品のセレクトショップには「きたキッチン」のようなところもありますが、そこともまた品ぞろえが微妙に違って、単に売ってもうけるのとはまた違うのがどさんこ商品研究所の所以です。

「売れなかったら、なぜ売れないのかの反応を見て売れない理由を仕入れ先に教えてあげるんです。儲けるだけなら売れないときには返品すれば良いのですが、それじゃあ今までと同じバイヤーに過ぎませんよね。商品をブラッシュアップして売れるようなアドバイスができたらいいと思うんです」とは担当のIさんの弁。

「アドバイスがビジネスになりますか?」
「いいえ、まだまだ知名度も低いですから。でもここで扱うことが商品改良のお役にたつという評判が立つように頑張ります。なんと言っても道産の商品が売れるようになってもらうのが一番ですから」

 地下通路からちょっと見つけにくいのが残念ですが、大通り近くを歩いた時はちょっと寄ってみてください。

 商品を手に取ってみて気に入らなければ、その厳しい意見もまた売れるようになる明日への糧になるに違いありません。

 道産品の新製品などで、お客さんの反応を見たいという方はどうぞこちらにご相談してみてください。




 

【どさんこ商品研究所】
 http://dosanko.docon.jp/
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