早朝に先生の回診を受けました。お腹の方は最後の最後で炎症がまだ消えていないようで経過観察を続行です。
で、エコーやCTの検査を受けた後はいつもどおり外出許可で出勤。今日は朝に検査がありましたが、検査もなく点滴もとれて経口薬に替わった今、病院から通勤ができ、お昼に病院まで昼食を食べに来る以外は通常どおりの勤務態勢となりました。
食事も今日のお昼からご飯食に変更となり、まともな食事が実においしく感じられます。まずは消化器系の機能が確保されているかを確認しながら最後の回復に努めましょう。
先生からは「食べられるようになればもう退院でいいと思うけどね」までは言われているので、まずは目の前の食事を平らげるよう頑張ります。
職場では挨拶や情報提供に来てくれる皆さんから、「あれ?もういいんですか?」と驚かれつつ病状を説明。「病院から通勤してます」と言うと皆さん半ばあきれ顔です。ご心配をかけてすみません。
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実は今週の外出しながらの業務の中で、外部からのお客さんに対して地域の概況を説明するという仕事がありました。
宗谷地域の産業や暮らしを説明する中で、皮肉なことに「地域医療」というページがあって、この地域の医療環境の脆弱さに言及することになったのです。
医療環境の脆弱さで言うと、平成24年度の統計では宗谷地域の「人口十万人あたりの医師数」が全道最下位の93.7人。この数字は全道平均よりもかなり低く最も多い札幌圏から見ると三分の一、おまけに同じように過疎に苦しんでいる根室圏よりも少ない値です。
【平成24年度人口十万人あたり医師数】
ちなみに稚内市では盲腸を切れる外科は稚内市立病院のただ一か所しかありません。だから切らなかったということではありませんが、医師が少ないということは、いざ病気になったときの不安が地域の暮らしに影を落とします。
まあ身をもって地域医療のことをよく考えるきっかけとネタにはなりました。
笑い話で済むようにしたいです。