明日札幌で仕事があるので札幌の我が家へ帰省してきました。
夕方に知人から連絡があって、「あなたも会員になっている雪室保存のキウイが届いたから取りに来てください」とのこと。
このキウイ、私がかつて勤めていた掛川のキウイ農家である平野さんが、道東の豊頃町とコラボして、掛川で取れたキウイを豊頃の雪室で保存して熟成させようという取り組みが行われたものなのです。
最近は雪氷冷熱での保存ということでいろいろな取り組みが行われています。
稚内では勇知いもを雪氷で保存してみると春先にはとても甘くなるということがわかってそれがブランド価値を持ち始めています。
雪室でのキウイ保存はどんな感じでしょう。
生産者の平野さんの弁では、「気温2℃、湿度90%の静かな環境で熟成すると冷蔵庫よりも長期の保存ができました」ということだそうです。
静かな環境ってなんだろうと思うと、実は冷蔵庫でも扇風機でもちょっとした振動が発生するので、そういうことが痛みに関係しているのかもしれないとのこと。いろいろなことがあるものです。
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掛川市と豊頃町は実は二宮尊徳の報徳でつながっているマチ同士。二宮尊徳さんの孫の尊親さんが豊頃へ入植して報徳の教えで街づくりを行ってきたのが今日の豊頃町なのです。
地産地消も良いですが、両方のマチの良さを合わせるとより魅力が増すような組み合わせってありそうですね。
ただの姉妹都市でいるよりももっと突っ込んだ互いにビジネスとして成功するような協力の仕方ってありそうです。
スノーキウイの行く末を見守ろうと思います。
【北海道・静岡互産互消プロジェクト】 www.kiwicountry.jp