車ならわずか十分という至近の距離にある声問川でイトウを狙ってみました。
対岸では両手で振って遠くまでラインを伸ばすダブルハンドのロッドでイトウを狙っている人がいて、ここには確かにイトウがいるんだろうなと思わせます。
周辺は笹ヤブの荒涼たる平原。そこにほとんど勾配のなくて緩い流れの川が流れています。道北の河川は笹原の中を流れ両岸には河畔林ができるというのが典型的な河川風景ですが、声問川はまるで湖の様な川の流れ。これが最北の川の風景です。
この日は風が強くてフライラインが向かい風に押し戻されてうまく思ったところに落とせません。おまけに気温も低くて、寒風の中をじっと耐えているというのは苦行です。
フリース1枚じゃなくてもっとちゃんと冬の格好をして来ればよかった。
フライのキャストポイントを変え、フライを変えて3時間くらい粘ってみましたが反応はなし。
いないのかな、と思った頃に後ろからバシャッというライズの様な水音が聞こえて来たりするのでドキッとします。
まあイトウ釣りにビギナーズラックはなし。道具仕立てと根性で立ち向かわなくてはダメみたいです。