北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

人間力を高めよう~稚内木鶏クラブ

2015-06-11 23:31:32 | Weblog

 人間力を高める雑誌「致知」を読んで仲間で語り合う勉強会の「木鶏クラブ」。

 釧路にいた時には同じ考えを持った人たちと釧路木鶏クラブを作ったのですが、ここ稚内でも稚内木鶏クラブの勉強会に参加しました。

 以前から稚内にも木鶏クラブがあることは知っていたのですが、参加するかどうかをちょっと躊躇していました。それが、ある会合で一緒になった方が木鶏クラブの仲間だということを知って、今日の勉強会に誘っていただいたのでした。

 今日の参加者は8名で、老舗の食料品店から写真屋さん、公務員にホテルマンと多彩なメンバー。今月号の「致知」を読みあいながら感想を述べ合いました。

 致知には毎号特集が組まれますが今月のテーマは「一天地を開く」というもの。一途に物事を追求するときに人はある瞬間大きく物事が拓く瞬間があるというもので、そうした生き方を貫いた人たちの対談や物語が多く掲載されていました。

 中には潰れそうな企業を任されて、それを立て直して業績回復と共に社員と幸せを共有できている立派な経営者の話が出てきます。

 私がいいなあと思ったのは、日本レーザーという会社の社長である近藤宣之さんのお話でした。

「優れた経営手腕で会社を導いておられるようですね」という問いかけに近藤社長はこう答えています。

「世の中には天才と凡人がいて、天災というのは、自分は将来これをやると思い定めて、それお着実に実現する人だと思うんです。
 ところが世の中の99パーセントは私も含めて凡人なんですよ。その凡人の私が、どうして評価されるような経営を実現できたのかというと、理由は一つしかありません。目の前の仕事に全力投球すること、それだけです」

「ああ、目の前の仕事に全力投球することだと」
「はい、会社に入って不条理なことを経験すると新卒社員はバカバカしいと思って、三分の一が三年以内に辞めてしまいます。
 しかし、そういう仕事でも自分自身を磨くと意志だと思って一所懸命続けていると、必ず次のステップが開けてくるんですね。私がここまで来られたのも、結局目の前の仕事に全力投球してきたということ。これに尽きると思うんです。
 端からは、『あいつ、左遷ばかりされている』言われるような試練の連続でしたが、その時々の体験が全て糧になって、結果的にすごく運のいい人生を築くことができましたから」


 近藤社長は厳しい状況を何度も乗り越えてくる中で、運を味方につけることの大切さを実感していて、その中で五つの心がけで運は良くなると考えているのだそう。

 その五つの心がけとは、

①いつも明るくニコニコと笑顔を絶やさないこと
②いつも感謝すること
③昨日より今日、今日より明日と成長すること
④絶対に人のせいにしないこと
⑤身の回りに起こることは必然と考え、すべて受け入れること

 という五つだそう。私にとっても仕事の中で「そうありたい」と考えさせられることばかりです。


       ◆  


 勉強会の最後には、今月のテーマである「一天地を開く」ことをこれからの一か月でどう実践するかについて一人一人の意見を開陳しました。

「愚痴を言わないようにします」
「本を5冊以上読もうと思う」

「従業員と懇切丁寧な意見交換をする」
「ポジティブに健康に過ごす」
 など、様々な各人の決意が示されました。

 私の場合は、「これからも今日一日の成長を記録と記憶にとどめるためにブログを書き続けようと思います」というもの。

 稚内にこういう思いを共有できる人たちがいることに感謝です。これからもお互いに人間力を高め合おうと思います。

コメント
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