利尻島と礼文島を回る前にぜひ観なさいと言われたビデオ「北のカナリアたち」。
吉永小百合さんが主演で、湊かなえさんのミステリーを稚内、利尻、礼文をロケ地の舞台にしてできた映画です。
この両島のパンフレットにはこの映画のロケ地ポイントが示されていて、現地へ行くとこんな標識も立てられているなど、映画を観ておくと「ああ、あのシーンはここだったのか」と思い出されて良い思い出になります。
なかでも一番の目玉は礼文島の最南端の高台に作られた小学校のセット。映画の中では吉永小百合さんが演じる小学校の先生と生徒役の子供たちが楽しい学校生活を送り、大人になってからのエンディングの大切なシーンの舞台です。
この小学校のロケーションが素晴らしい。海を挟んで利尻富士が真正面に見える高台の草原にぽつんと校舎が建っているのですが、すばらしく雄大な景色。
ここを探し当てるためのロケハンにも相当な時間をかけて道内中を探し回り、ようやくたどりついたのがここなのだそう。そしてこの小学校のセットは「北のカナリアパーク」として礼文島の観光名所になっています。
今ではここを訪れる人たちのための駐車場やトイレ、案内小屋なども整備されていて利用しやすくなっています。
孫を連れて校舎に近づいてみると、彼はまっすぐブランコに走り出しました。しかし近くへ行ってみると「このブランコには乗らないでね」という注意書きが書いてあってちょっとがっかり。
それでも興奮してカメラの前ではしゃぎまくっておりました。
最近すっかり親の言うことをきかず反抗期が訪れ始めている孫ですが、学校にはやんちゃ坊主が似合うと思います。
いい一枚が撮れました。