北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

やってみればよくわかる~イタドリの脅威

2015-06-13 22:46:27 | Weblog

 住んでいる公宅の周りの草が繁茂してきて気になっていました。

 同じ棟に住んでいる住人に「気になりません?草刈しませんか」と言うと、「実は私も気になっていたんです。じゃあ鎌や砥石やごみ袋を買っておきますから明日の午前中にやりましょう」ということになりました。

 声をかけたは良いけれど、急な話だったので出張や帰省中の住人もいて結局集まったのは三人。でもまあできるところまでやりましょう、ということにして作業を開始。

 植えた芝生の背が高くなったような奴は簡単に刈れるのですが、イタドリという秋になると高さが2メートル以上になり太い茎が木質化する大型の雑草は固くなってしまうと刈り取ろうとしても大変になります。

 それが今頃ならばまだ固くなる前なので比較的簡単に刈り取ることができ、今が夏前のメンテナンスの適期というわけ。しかし手刈りでは結構な重労働。

「ふー、次は肩掛け式の草刈り機を調達した方が良いね」
「いやあ本当ですね。ちょっと探してみますわ」

 家の前だけでも管理するのは結構大変です。


       ◆  


 実は道路の夏維持をするうえでもこのイタドリというやつは一番始末の悪い雑草です。

 道路維持工事を請け負ってくれている維持事業者の人たちから改善要望が一番上がるのもイタドリに関する作業です。

 イタドリは道路ののり面や柵の周りなど至る所にはびこりますが、特に防雪柵まわりは夏のうちにきれいにしておかないと冬に雪を吹き飛ばす機能が大幅に下がります。

 事業者は国が所有する作業車に草刈り装置の付いた機械を契約期間の間借り受けて草刈りをするのですが、広い管理エリアに一台か二台ほどしか保有していないために順番待ちになることがしばしば。

 その順番を待っているうちにイタドリが固くなってしまい、そこから先は作業効率が大幅に下がるというのです。

 実に申し訳ないと思いつつ、追加で作業車を買うほどの予算がなかなかもらえないために現場には苦労を強いてしまっています。自分でやってみるとその苦労が身に染みて分かりますね。


 いよいよ夏の行楽の季節。夏の道路維持の苦労に少しだけ思いを寄せていただければ幸いです。


  【今度は木の剪定だなあ】

コメント
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