北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

春を呼ぶ年中行事~運搬排雪

2018-02-24 22:37:56 | Weblog

 冬もそろそろピークを過ぎかける2月の後半。

 年に一度の町内運搬排雪が行われました。

 運搬排雪は、ただ山のような雪を運び出すだけではなく、事前に降り積もった道路の雪を削る作業が行われます。

 我が家の前の道路は、割とマメに除雪をしているので、それほど熱く雪が積もっているわけではないのですが、ドーザが他の家の前から削った雪も運んでくるので、家の前がこんもりと氷の山になってしまいます。

 この氷の山はとても重たくてスコップ一杯分の塊でも持ち上げるのに相当苦労するほど。

 ドーザも、一度や二度ではなく5回以上、道路を削ります。道路上の氷は、巨大なドーザとはいえ、一度走ったくらいではとても削りきれないほどの塊になっているのです。

 こうなると車庫から車を出すわけにもいかず、逆にまた知らずに出かけてしまうと帰って来た時に家に入れなくなります。

 そのため、町内の運搬排雪は、「実施日を教えてほしい」と言ってあるのですが、「排雪日のお知らせ」が回覧板で回ってきたのが今日で、しかも回覧板に書いてある排雪日は2月27日になっています。

 27日だったはずの排雪作業がなぜか今日になるというのでは、情報提供にはなっておらず、車で出かけた隣人が帰って来た時に家に入れず、ドーザの到着をまたなくてはならない、という場面もありました。

 まあいろいろありますが、これだけ大量の氷をこの時期にどかしてくれるというのは実にありがたい。

 山のような氷雪は、ロータリー車でダンプの後ろに積んでゆきます。北国の暮らしの中で、機械の力のありがたみを痛切に感じるときです。

 これだけ削っておいてくれると、もう冬の後半に少しくらい雪が降っても、積み貯めておけば、やがて春が来て融けてゆく時期になります。

 町内運搬排雪は、春が近いことを感じさせる年中行事です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする