北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ワカサギ釣りはトラブル続き~羽生結弦金メダルの日に

2018-02-17 23:42:38 | Weblog

 

 今日から北日本は天候が荒れる、という予報が出ましたが、山に囲まれた湖なら大丈夫だろうと、高をくくって定山渓の札幌湖へワカサギ釣りに行ってきました。

 金メダルのかかった羽生結弦君の男子フィギュアフリーがあるので、人は少ないかと思いきや、やはり7時前にはゲー、トに長い列ができました。皆さん好きですねえ。

 勇んでやってきた札幌湖でしたが、気温が上がってきたので湖面の表層部がかなり緩んできて、しばしばずぼっとぬかるようになっていました。

 そろそろ快適な釣りが難しい季節になりかけているようです。

 苦労しながら長い坂を下り、ぬかるんだ湖面を探りながらポイントを定めます。水が上がっていてぬかるんだ表面に雪を撒いて固めてそこに釣り穴をあけてテントを張ります。

 テントを張るのも、雪面がぐずぐずなのでテントについている短いペグではあまり効かない感じですが仕方がありません。

 朝8時くらいから釣り始めましたが、ポイントの選び方が悪いのか、今日も非常に渋い感じが続きます。

「釣れないねー」と我慢の釣りを続けていましたが、昼前から時折非常に強い突風が吹くようになりました。

 ステイを取っていなかったので、(そろそろ補強しておいた方が良いかなあ)と思っていた矢先に、突然のものすごい強風が背中から襲ってきて煽られたテントがフワリと浮いて一気に飛ばされてしまいました。

 慌ててぬかるんだ雪面を100メートルほども追いかけて、ようやくテントをつかみ、引き戻してきましたが、釣っていた場所は大混乱。

 電動リールやCOセンサーなどを見失ったり、釣り道具は転げるわでおおわらわです。

「今日はもうだめだね、止めよう」と撤収を決めたものの、時折吹く風に再びテントが飛ばされそうになり、一人がテントを支えながらでは撤収作業もなかなか進みません。

 見ていると、周りでも次々にテントが飛ばされて、みな右往左往しています。

 トイレ用なのか、一人用の背の高いテントなども、朝見たときは(あれは便利だな)と思っていましたが、強風ではひとたまりもなく、沢の奥まで飛ばされていきました。

 周りでも撤収準備に入る人たちが続出して、続々と荷物をまとめて坂を上がって行きました。

 テントのペグをしっかりと強化しないといけませんね。

 ひどい目にあいましたが、これもまた笑い話の一つ。良い思い出にはなりました。

    ◆

 家路に向かいながら、「これは家に着くころに、羽生君のフィギュアフリーの試合が観られるかもしれないね」と妻と話していたのですが、まさに家に着いた時にはちょうど羽生君の鬼気迫る演技が始まるところでした。

 妻と、「これは、『今日はあ羽生君のスケートを観た方が良いよ』という何かの導きかもしれないね」と話していましたが、生で見られて本当に良かった。

 鳥肌が立って涙が出ました。

 オリンピック男子フィギュアの二連覇は、永遠に語り継がれるでしょうが、まさにその日は釣りでテントが飛ばされた苦い思い出の日として、我が家でも語り継がれることでしょう(笑)。

 人生には感動と笑い話が必要ですね。

コメント
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