月曜日から、私のブログの閲覧数が普段より3割(150件)ほど多くなりました。
1割くらいのブレはよくあるのですが、3割となると何か特殊な要因があるに違いありません。
ブログ管理者のページを見てみると、なんと「昨日一番閲覧が多かったページは『雪に埋もれた車は危険です』」とありました。
このページは、2013年10月11日に書いた記事で、寒地土木研究所での研究報告として、「雪に埋まった車の車内では排気ガスなどはどのように充満してくるか」についての発表を紹介したものでした。
なるほど、今福井県を始めとする北陸地方では記録的な大雪に見舞われていて、国道8号線では一時1500台以上が立ち往生したとのこと。
テレビで、腰の高さまで積もった雪を見ると、(あのレベルでは雪に慣れている北海道でも相当な混乱が生じる)と感じました。
おまけに、あの大量の雪を除雪するのに使っている除雪機械も状況に必ずしも適していなくて、これからの除雪作業も大変そうです。
そんななか、雪に埋もれた車の中でエンジンをかけっぱなしにして暖を取ると、一酸化炭素中毒の危険性があって、これを研究して対処方法を示したパンフレットを紹介したのが、上記のブログでした。
まさかこの記事を書いた5年後に、自分自身が一酸化炭素中毒一歩手前の憂き目にあうとは予想だにしませんでした。
匂いもなく何の前触れもなく静かに体を蝕んで、気付いた時には体が動かなくなっているという、一酸化炭素中毒の恐ろしさは、味わいかけたものでなくては分からないかもしれませんが、それだけに、恐ろしさをこれからの伝えてゆきたいと思います。
福井の大雪災害が早く解消されるよう願ってやみません。
【雪に埋もれた車の中は危険です】
http://kikai.ceri.go.jp/10_download/download.html