e-taxによる電子確定申告が終わりました。
確定申告と言っても、サラリーマンなので医療費還付とふるさと納税分の申告だけで、たいしたことはありません。
領収書も80枚ほどだし、今回の平成29年度確定申告からは、加入している健康保険から送付される「医療費のお知らせ」などの医療費通知が、確定申告の医療費控除の申請時に使えることになりました。
この通知があると、領収書なしで楽に申請できるので、申請書の記載も簡単になります。ただしこの「医療費のお知らせ」は、前々年の11月から昨年の10月分までに健康保険を使った分のお知らせとなっています。
昨年の11月分と12月分は、書類作成が間に合わないために、この間の分と、健康保険を使わない医療費に関しては本物の領収書を取っておくことが必要になります。
私の歯の治療で行ったインプラントも自由診療なので、この分はちゃんと領収書をとってあります。
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さて、今年のe-taxですが、国税庁のホームページを使ってみて感じたのが、かなり使い勝手が良くなっていることでした。
ふるさと納税の申告書では、自治体名が[都道府県]→[市町村名]と選ぶだけで所在地が自動的に記入されて便利ですし、また医療費入力フォームも、相当簡便化されています。
書類を作成した後で、一番苦労するのが電子証明書とカードリーダーでの本人証明。ここをクリアするためには、[マイナンバー]、「納税者識別番号」、「公的個人認証サービスのID]、それぞれのパスワードなどをちゃんと記録しておかないといけません。
このあたりの準備や資料整理などが大変なのと、まずなによりもパソコンにできるだけ最新のシステムが求められるといったハードルもあります。
普段からパソコンを使い慣れていないと、取っつきにくいというのが正直な感想です。
とはいえ、毎年e-taxで確定申告をしている経験から言うと、今年は書類の作成や、最後の申告の手続きなどが、前年よりもかなり使いやすくなっているという印象を受けます。
e-taxでの申請に要した時間は、申告資料作成に4時間、申請に30分といったところでしょうか。思ったよりも簡単に済んでほっと一安心です。
e-taxのサイトでは、申請した後にアンケートが求められましたので、好意的な感想を書き込んでおきました。
見えないところで、日々改善をしている裏方の担当者に感謝です。