先日食べた、ルルロッソという小麦粉を使ったパスタですが、とっても腰のある生麺は、今まで食べたことのない触感でした。
で、そのルルロッソがインターネットで入手できるというので、さっそく900gの袋を購入して、今日はそれで生麺パスタを打ってみました。
生パスタは、蕎麦よりもずっと簡単なはずです。
小麦粉に卵とオリーブオイルと塩、そして加減を調整しながら水を足してこねて、のして切る、という行程。
水の量は水気が卵も入れて、粉の量の約半分ということですが、今回は粉300gに対して、卵二個、塩少々、オリーブオイル大匙一杯を入れ、卵二個が大体90㏄くらいだったので、あとお水を80㏄ほど足してこねました。
こねる段階ではまだダマ状の塊が残っていますが、こねて丸めたところでラップでくるんで冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
寝かせた玉を、のし棒でのしていきますが、この小麦は弾力があるだけあって、蕎麦よりもずっとのし難い。
【寝かせた後の玉】
パスタマシンを使えばもっと楽なのでしょうが、あくまでも私はのし棒を使って、体全体を使ってのしてゆきます。
ようやくある程度薄くなったところで、あとは"切り"です。
蕎麦と同じように駒板を使って切りますが、蕎麦よりはずっと幅が広いので、駒板も包丁の当たる部分が高いものを使います。
ここが低いと包丁を傾けた時の幅が狭くなるので細い面が切れて、逆に高いと太い面が切りやすいのです。ちょっとした道具の使い分けで、作業のしやすさが変わります。
さて、ようやく麺が切れたら打ち粉を十分に振りかけて、切り口がべとつかないように混ぜます。
これでようやく生パスタの完成。
茹で時間は約2分ほどかけて茹で上げました。
今日は市販のレトルトソースで食べてみましたが…、うーん、妻からの評価はあまり芳しくありません。
「もう少し薄くて、幅も細い方がよかったかな。それにこの間お店で食べたほどにはコシが感じられないように思うなあ」
実は私も、コシに関してはちょっと物足りなさを感じていました。
麺の幅と厚さに関しては、だんだん微調整ができるとして、噛んだ時にぐっと戻ってくるような驚くべきコシがちゃんと出ていないのは残念です。
寝かせる時間を長くするとか、水の量を加減するとか、いろいろ工夫してみなくてはいけません。
それにしても、レトルトのソースがちょっと美味しくなかったかな。これも選択ミスですが、自家製ソースも考えなくちゃいかんかな。
朝の連続テレビドラマ「まんぷく」の萬平さんの苦しみが分かりますなー(笑)。