先日、中央バス系列の旅行代理店である(株)シィービーツアーズさんをお訪ねしました。
こちらでは、ダムや橋や防波堤など、様々な公共インフラ施設を旅行先の見学ポイントに組み込んで売り出している旅行商品を扱っています。
このツアーは、もともとこちらの戎谷(えびすたに)社長さんが2001年ころに発案して、インフラを管理する北海道開発局に企画を持ち込んだことがきっかけだったのだそう。
その時の思いを戎谷さんは、「ダムや橋を作っているお父さんたちにも、自分たちの作品である施設を、旅行対象として見学してもらえば、奥さんや子供さんたちに、『パパはすごいね』と評価があがるのではないか、と思ったからだ」とおっしゃいます。
また、「それに、一般の人が見学すれば、こういう施設が自分たちの暮らしを支えているのだな、ということが分かって、感謝や共感の心も芽生えるだろう、と思いました」とも。
現地では、施設を管理する職員からより詳しい説明も聞けて、興味をさらに深めることができます。
もちろん、旅行商品なので、公共施設の見学だけではなく、その地域の歴史的な観光施設や地元の食事などもセットになっていて、人気なのだそうです。
今では他社も参入するようになった「公共施設見学ツアー」ですが、ダムなどは人気の施設で、「ダム女」と呼ばれるような女性ファンも増えているのだそう。
暖かくなったら、道内のインフラ施設を見学して歩いてはいかがでしょうか。