北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

郷に入りては郷に従え ~ 古平港異常なし

2019-11-23 23:45:00 | Weblog

 

 一日前の釣りでは、小樽港でマメイカが全く釣れませんでした。

 このあたりのマメイカは、北から始まって南下すると言われています。

 小樽が終われば次は余市や古平など積丹の方で釣れ始める、という話を何度も聞かされていたので、今日は妻と一緒に積丹方面のドライブ&釣りの旅をしてきました。

 まずは昼頃に余市の港の様子を見てきましたが、少し風が強い余市港にはほとんど釣り人がいません。

 人は魚が呼ぶもので、人がいないということは釣れていないということ。

(余市も厳しいのかな)

 そこでさらに車を西に向かって走らせて、古平へと向かいました。

 古平へ着いたのはちょうど午後一時くらい。

 釣りにはまだ早いし、お昼の混雑は終わったころで、角を曲がったところのお寿司屋さんへ飛び込みました。

 土瓶蒸しのついた特選寿司を注文しましたが、美味しい!

 お腹を満たしてからいざ古平港へ。

 ぽつぽつと先行の釣り人がいる地元の釣り人とちょっと外れた方へいって2時過ぎから竿出しをしましたが…、うーん、こない。

 情報収集のために、いかにも地元の釣り師と思しき方に声をかけてみましょう。

「こんにちは、どうですか」
「どっから来たのー? (マメイカは)いねーよ。1匹2匹をみんなして狙ってんだ」

 確かに、周りを見ても、だあれも釣れていません。(これは粘るしかないか)

 
      ◆


 今日は天気が良くて日中は暖かく、竿を柔らかく動かしているだけでは眠たくなるほど。

 しかし時間が経っても、なかなか釣れる気配はありません。

 いよいよ日没が過ぎて、暗くなってきました。

(そろそろ投光器を使って誘い出すしかないかな)と思いかけたところ…、なんと誰も投光器を使っていない!

 そういえば釣りの先輩から言われたことを思い出しました。

「明かりを使う釣りっていうのは、場所によっては嫌われるからね。『そんなのここじゃ使うんじゃねーよ!』ってね。釣り場には釣り場のマナーがあるから、何でもかんでも釣れればいいという独りよがりは考えるべきだよね」

 なるほど、ここはそういう釣り場かしら。

 これも地元の方に訊いてみようと、いかにも毎日来ている地元の釣り師然としたおじさんに声を掛けました。

「こんにちは。あのう、この辺りでは皆さん、釣りの時に投光器なんかは使わないのでしょうか?」
「んー?明かりはつける人もいれば嫌う人もいるじゃろね。明かりなんか使うのは、あの奥でやっているような人たちなんじゃないか」


 やはりこの辺りでは投光器をガンガンつけて釣るというような釣りは好まれないようです。

 そうなるともう我々じゃ無理だな、と判断して竿仕舞。

 うーん、余市古平方面も異常なしか。今年のマメイカは終わったかもしれません。


 帰りがけにはいつものお魚や田中商店にて海産物を購入。

 真ん中の「船上活〆サバ」は脂が乗ってとっても美味しかった。

 本当に美味しいものは地方にあるなあ。

 

 

 

コメント
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