北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

芯が回るシャープペン「クルトガ」の進化 ~ 10年ひと昔

2019-11-26 23:21:31 | Weblog

 もう10年ほど愛用しているシャープペンシルが三菱鉛筆(株)製の「クルトガ」です。

 シャープペンシルって、芯が細いので細い字が書き続けられますが、とはいえ字を書き続けていると芯の断面が斜めになって線が太くなってしまいます。

 この「クルトガ」が面白いのは、内部に仕込んであるギアによって筆圧をかけたときに芯が少しずつ回転して行く仕掛けになっていること。

 「(芯が)クルクル回ってトガり続ける」ことから商品名が「クルトガ」になりました。

 この洒落たアイディアが楽しくてこのペンをずっと使い続けていたのですが、先日文房具店に行ったところ、なんとこの仕掛けがバージョンアップした製品が売り出されていました。


 
 調べてみるともう2年も前に発売になっていて、その名も「クルトガ・アドバンス」。

 以前のものよりも進化した工夫が凝らされています。

 その一つは、筆圧による回転率が2倍になったこと。

 以前は40回の筆圧で芯が一回転していたのですが、アドバンスでは20回で芯が一回転するようになりました。

 回転のロゴが渦巻きに三角が二つ付いたように変わりましたが、これによって早く細い面を使えるようになりました。


   【上が新製品のアドバンス】


 二つ目は芯先が引っ込むようになり、書かずにいるときの芯を保護する機構がついたこと。

 アドバンスの芯先は芯をガードする円錐形の部分が、芯が減るにつれて引っ込んでゆくので芯を繰り出さなくてもずっと書き続けられるようにもなっています。

 こういうちょっとした工夫で字を書く時のストレスが低減されるので、実に良く考えられています。


 さらに気が付いたのは、透明プラスチックと紙からなるパッケージに、ホッチキスの針が使われていないことです。

 この手のパッケージを開けるときはいつもこのホッチキスの針を外すのが邪魔だったのですが、このパッケージは紙の出っ張りがくぼみに引っ掛かることで取れないようになっていて、針の節約にもなっています。

 こういうちょっとしたところも見逃さないカイゼン魂に敬意を表します。

 ちなみに、10年前にこのクルトガに感動して書いたブログがありました。

 10年経ったら人も進化していなくちゃだめだなあ(笑) 


【090530 いつも尖ったシャープペンシル~クルトガ】 http://bit.ly/2QLGwRP

コメント
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