こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『紅の悲劇』読了・ネタバレ

2004-10-03 00:00:00 | 未分類
って、読むのが遅いんだよっ
ごめんなさい

ということで、2年前の発売日に購入しておきながら、今頃読んでいました(^^ゞ
昨日読み始めて今日読み終えたから、調子良くなってきたのでしょうか?

感想なのですが、色んな意味で読んでいてつらいです。
『紫の悲劇』に引き続いて、幼い頃のできごとが悲劇の引き金になっているようで・・・。
また、物語に出てくる人々のマイナスの面を、自分自身も持ち合わせていることもあり、
自己嫌悪になったりもして・・・。
でも、多分2年前の私だったら、つらくて読み遂せなかったと思うので、それだけは、進歩かな?

あと読み終えてみて、この構図は、ミステリの古典であるあの物語と酷似していると感じ、
(読んだ人のほとんどが解ると思いますが)霞田志郎を殺さないでーと、
心配しています。

また、太田さんは毎回色々な題材を取り上げておられるので、それに合わせて
その分野について勉強すれば、知識が豊富になりますよね。

今回は、日本古来の色というものが取り上げられています。
高校生の時、古典の副教材として与えられた本に、まさしくそういうものの一部が載っていまして、
私も、魅せられたものです。
実は昨年、新書で伝統色についての本を買ってしまいまして、ただただ、うっとりと見惚れていました。
それでも、この色は何色か、までは言えません。
載っているのも、ほんの一部じゃないかとさえ思います。
本紅や、日舞にも惹かれるものがあります。

今更ながら、知らないことが山ほどあると痛感しています。
アンテナを張り巡らせれば、それだけ、いえそれ以上のできごとがあるのです。
今はとにかく、興味のあることには、一度でもいいから飛び込んでみることにしています。
今年、初めて能を観に行ったのも、そのためです。
幸運にも、初心者でもわかりやすい、『土蜘蛛』でした。
毎月、様々なことがあります。あぁ、全てを体験できたらどんなにいいか
ほんの一部でも、感じることができれば幸運なのですけれど。
今は、知りたい、感じたいのです。
薄給の身には、なかなか難しいのですがね(^^ゞ

とりあえず、知識だけでも、図書館で。
読みたい本も、山ほどあるよぉ(T_T)

コメント
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