こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

よみきり・もの 8

2005-03-02 00:00:00 | 未分類
竹本泉さんよみきりもの8巻を購入しました。
8巻目まで出るのは初めてらしいのですが、登場人物に「全部よみきりなのに、
シリーズと言い張るのはインチキくさい」と突っ込まれています。

で、このシリーズは、たいてい学園物なのですが、今回珍しく、魔法使いものとSF?ものが入っています。

魔法使いの方は、そのレベルに応じたシンボルステッキを持っています。
魔法を使う時は、これと懐中時計みたいなものを持って、呪文を唱えます。
呪文は吹き出しの中の抽象的な絵で表現されているので、どういう言葉を言っているのか、解りません。
なんだか、この世界が好きなんですよねー。

SFは、火星の郵便配達娘の物語で、山が1万メートル級なので、郵便を宇宙船で配達するという
楽しい設定です。
でも、せっかく火星なのに「ルールー」言う火星人が出てこないのは、寂しいです。
竹本さんの描く火星人は、ほのぼのしていてちょっと感覚がずれているところが、
とても気に入っています。

この本に収録されている話の中では、『たつはしら』がお気に入り。
柱が倒れてきたら空が破れた・・・って、普通の登場人物は、世界観が崩れて動揺しそうなものですが、
穴がふさがったら、気にもとめずに日常生活を続けていきそうな人々です。
こんなんでいいのだろうか?
まぁ、そういうずれた感覚が好きだったりします。

コメント
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