こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ジパング島発見記』山本兼一

2009-08-25 19:57:17 | 本と雑誌
ジパング島発見記 ジパング島発見記
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-07-03

これは、イエズス会の様々な聖職者が日本で経験したことを、それぞれの立場から
感じたままに書かれた、フィクションである。

彼らのほとんどの者が、日本の貧しい人々のために、どれほどの労苦を割いてくれたか、
それには感謝しつくせないものがあります。しかし、彼らはその信仰ゆえに、
日本古来の神や仏を悪魔として否定しました。

確かに、その時代の神仏の聖職者は堕落していたのかもしれません。
だからと言って、その本来の教えも知らず否定してしまうのは、傲慢だと感じられるのです。
その一点においてのみ、読んでいて不愉快だと思いました。

あとは、良かれ悪しかれそれぞれの個性というもので、その後の人生もそれなりに展開していき、納得のいくものでした。

少々堅苦しい面のある冒険譚と言えるかもしれません。

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ジパング島発見記

2009-08-25 00:00:00 | 未分類
山本兼一さん『ジパング島発見記』を読みました。

これは、イエズス会の様々な聖職者が日本で経験したことを、それぞれの立場から
感じたままに書かれた、フィクションである。

彼らのほとんどの者が、日本の貧しい人々のために、どれほどの労苦を割いてくれたか、
それには感謝しつくせないものがあります。しかし、彼らはその信仰ゆえに、
日本古来の神や仏を悪魔として否定しました。

確かに、その時代の神仏の聖職者は堕落していたのかもしれません。
だからと言って、その本来の教えも知らず否定してしまうのは、傲慢だと感じられるのです。
その一点においてのみ、読んでいて不愉快だと思いました。

あとは、良かれ悪しかれそれぞれの個性というもので、その後の人生もそれなりに展開していき、
納得のいくものでした。

少々堅苦しい面のある冒険譚と言えるかもしれません。

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