知多半島の少し南にある小さな島・贄島にたどりついた長宗我部の兵・一領具足が、ある理由から島民によって殺された。
祟りを恐れた島民たちは、それ以来住吉神社を建て、住吉三神を祀っているという。
そんな贄島で、島の過去をなぞらえるような連続殺人事件が起こる。
今回の自称名探偵・海老原浩一は、意外と実力も伴うようです。
でも話す口調は、今までの迷探偵に似通っているので、心配になってしまいます。
あと、海老原の名探偵ぶりは脇に置いておくとしても、刑事・梶谷の人情味溢れる采配にはホロリとさせられ、とてもいい締めくくりを見せてくれます。
面白かったです。