こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『海賊士官候補生 超ミニスカ宇宙海賊1』笹本祐一

2019-08-19 19:48:07 | 読書感想
 
 
帝国艦隊司令部の情報部員ナット・ナッシュフォールから、茉莉香とリン、そしてチアキに帝国士官学校へ入学した上での潜入調査依頼が舞い込んできた。

ナッシュによると、士官学校の中に、将来、帝国の脅威となりうる秘密組織が存在している可能性があるという。
しかも、それは帝国艦隊の指揮通信網にまで入り込み、士官候補生の訓練中、勝つか負けるかの分岐点で決断のための良きアドバイスをささやき信用させた上で、実際の戦場に立った時にコントロールしようとしているらしいのだ。

まずは、年長のリンが潜入して、落ち着いて能力が発揮できるようになった頃、その仮想敵が接触してきた。
さらに、茉莉香とチアキが入学し、全校生参加の卒業演習で2人に接触してきたのは!?

うーん、コンピュータを使った情報戦ですか?
読みながら「これは、面倒くさいわ」と思ってしまいました。
コンピュータを使っていると言っても、人間自身も、かなり頭を使わないといけないし、現場では、物理的に体を限界まで使った上での頭脳戦なので、大変です。

さらに、物語の中でも言われていましたが、戦争の判断を下すのは、現場の大変さを知らない政治家やお役人さんなどのお偉いさんたちですもんね。
正直、現在の日本の政治は信用ならないので、怖いですよ。

物語は面白いけど、現実と比較すると恐怖も覚える作品ではあります。
コメント
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