こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『わが殿(上)』畠中恵

2020-01-28 19:58:54 | 読書感想
 
内山七郎右衛門は、大野藩士でわずか八十石の内山家の長男。
十九歳の頃に、十五歳の藩主・土井利忠の大小姓としてお役目に就いた。

やがて成長した殿は、藩の莫大な赤字を失くすため七郎右衛門を登用するが、時に起こす気まぐれ(?)に振り回された七郎右衛門は、苦言を呈する事となる。

まだ上巻ではありますが、財政再建が一番なのは当然なのですが、殿のたまの金遣いの荒さも、将来を考えての事なので、仕方ない事だとも思えます。
とはいえ、身分を超えて殿に苦言を申し述べる事ができる人物は、大切です。

それも含めて、下巻を読むのが楽しみです。
コメント
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