ルイこと龍一は、恋人のスミカを日本に置いて、E国に、国そのものを乗っ取るためにやって来た。
E国は、クリスチャンが八割、ムスリムが二割のカジノを観光資源とする国である。
そこは、十年近くの闘争の果てエチオピアから独立したが、住民は、海水を淡水化した水を飲み、飢え、下水も無いような生活を強いられており、自殺率も高い。
中でも紛争の続く国境地帯の意見は―もう、どちらの国だっていい。
E国の螺旋状の塔であるカジノでギャンブルの運とシステムエンジニアの知識、そして、この国で新たに作った人脈で国王と渡り合おうとする度胸が凄いです。
宮内さんは、狭い日本で暮らしている私には、考えの及ばない広い視野と多角的な視点で、物事を見ておられるように感じます。
この短い物語でさえ、大きな世界が見渡せるようです。
それは、あまり幸せな世界ではありませんが、国を乗っ取るという思いもつかない思考が見られます。
これからの作品も楽しみです。
E国は、クリスチャンが八割、ムスリムが二割のカジノを観光資源とする国である。
そこは、十年近くの闘争の果てエチオピアから独立したが、住民は、海水を淡水化した水を飲み、飢え、下水も無いような生活を強いられており、自殺率も高い。
中でも紛争の続く国境地帯の意見は―もう、どちらの国だっていい。
E国の螺旋状の塔であるカジノでギャンブルの運とシステムエンジニアの知識、そして、この国で新たに作った人脈で国王と渡り合おうとする度胸が凄いです。
宮内さんは、狭い日本で暮らしている私には、考えの及ばない広い視野と多角的な視点で、物事を見ておられるように感じます。
この短い物語でさえ、大きな世界が見渡せるようです。
それは、あまり幸せな世界ではありませんが、国を乗っ取るという思いもつかない思考が見られます。
これからの作品も楽しみです。