九歳で大学に入学したアスペルガー症候群のジェイコブ・バーネット。
数学に際立った才能を示し、数学、物理学、宇宙物理学などを学んでいる。
そんな彼が二歳で重度の自閉症と診断されたときには、読み書きはおろか、自分で靴ひもも結べないだろうと言われていた。
これは、母親のクリスティン・バーネットさんによって書かれた自叙伝です。
既存の学校では息子はダメになると直感した彼女が編み出したのは、自閉症児の得意なところを伸ばしながら苦手なところも学ばせる学習法。
それがジェイコブばかりか、他の自閉症児もそれぞれの才能を開花させました。
今は、自閉症児や特別な支援を必要とする子どもとその家族のためのコミュニティ・センター「ジェイコブズ・プレイス」を運営されていますが、不況などもあって、そこに到達するための道のりは困難だったようです。
そんな中、前向きに強く子どもたちを育てた彼女が、どのように考え行動していたか、とても素晴らしいと感じられる一冊でした。
ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい 価格:¥ 1,836(税込) 発売日:2014-01-30 |
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