高萩音斗は、健康体なのに体が弱く、倒れてばかりいた。
そんな中、去年の夏に亡くなった曾祖母の残した手紙に、丈夫になるための連絡先として、遠い親戚の住所が記されてあった。
藁にもすがる思いで連絡をとったところ、やってきたのは吸血鬼を名乗る三人の美青年。
実は、音斗は吸血鬼の血を引く子どもだったのだ。
今となっては生き血を飲むのは非衛生的で非文明的だと言い、成分が近い牛乳を飲む彼ら。
実家も酪農を営んでいて、今回のことで町で乳製品を使ったパフェ屋さんを開いたのです。
しかも、彼らの活動できる夜だけ。
吸血鬼にしては、のどかで牧歌的な彼らには、ほのぼのしました。
ま、性格はともかくですけどね。
音斗と彼らが同居してから起きた、様々な出来事が、面白くも温かく読めました。
続編もあるようですが、ブックオフに入るのを待っています。
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