こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

地震計

2005-03-26 00:00:00 | 未分類
福岡市立博物館も北九州市立美術館別館も、展示室の各所に地震計が設置されていました。
所蔵品に何かあったときの地震保険のための記録かなー、とも感じたのですが、
どうなんでしょ?

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ルル~破滅の微笑み~

2005-03-25 00:00:00 | 未分類
最初にお断りしておきます。
多分ネタバレになると思いますし、これから松本、世田谷と公演がありますので、
見に行かれる方は読まないでください。
さて、北九州公演を皮切りに始まった芝居『ルル~破滅の微笑み~』を見てきました。
笑えるところも多いのですが、全体的に重苦しかったです。

全体像ですが、act1、act2と、ルルとその時々の夫との関係の光景があり、
それをつなぐイメージシーンで構成されていました。

ルルは様々な男性遍歴を持ち、夫となる男性を破滅させながらも、愛していたのはシェーンだったのだ
ということが、痛いほど解ります。
それでも周りの人々が、彼女に聖母と娼婦の面を投影して関わろうとするためにうまく行かず、
彼女自身も、破滅の道を歩むことになってしまう・・・悲しい話でした。
最後に彼女を殺す殺人鬼が切り裂きジャックだというのは、原作の時代なのでしょうか?
シェーンとジャックが同じ役者に演じられるというのも、意味深でした。
同じ男に生かされて殺されるという意味・・・もしくは2度殺されているという意味なのかもしれません。

彼女は、運命の女(ファムファタール)と思われがちだけど、男のエゴに振り回された女性なのだと、
演出の白井晃さんがアフタートークでおっしゃっていました。

ルルを演じた秋山菜津子さんは、無邪気な少女の面と妖艶な悪女の面を美しく演じておられました。
アフタートークの時と比べると、空気の色さえ違う感じで、女優さんなんだなーと
当たり前ですが、しみじみ思いました。

シェーンの古谷一行さんですが、これほど稽古を積み重ね、綿密に創る作業は久しぶりだそうです。
古谷さんの権威的な男は、エゴイスティックだけど権力を持つ男の重厚さと感じさせてくれました。
イメージシーンは、ダンスはやりたいですか?と言われたけど断った、とのことで
歩くだけになったそうです。

ルルの父親のシゴルヒ役を演じた浅野和之さんは、胡散臭さいっぱいで見ていて気持ちよかったです。
パンフレットと同一人物とは思えません。

あと、レズビアンでルルに惚れ込んで利用されてしまうゲシュヴィッツを演じた根岸季衣さん。
自分の性癖に悩み、女にも男にもなりきれない女性ですが、骨っぽくて可愛いと感じました。
私は好きです。

他にも役者さんはいらっしゃいますが、割愛させていただきます。

最後に、アフタートークで小倉で印象に残ったことや美味しかったものというのを
役者さんに伺うのは、ファンサービスかもしれないけど困らせる質問だと感じました。
出歩く暇なんて無いかもしれないんだから。
まぁでも、地鶏と魚と屋台のおでんは美味しかったらしいです。
あと、白井さんがおっしゃった海と山が近くて居心地がいい・・・って、
単に田舎なんじゃないかなー?と思いました。

こんな感想でいいのかしらねー。

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江戸の暮らし、江戸の楽しみ

2005-03-24 00:00:00 | 未分類
北九州市立美術館別館で行われている所蔵浮世絵展~江戸の暮らし、江戸の楽しみ~を、見てきました。
浮世絵を見るのも初めて(TVでは見るけど)でしたので、楽しみでした。
私が一番好きなのは、西洋の・・・ベロ藍だったかな?を使った青の濃淡で描かれた浮世絵です。
吉原の花魁から、役者絵、美人絵。遠近法を試みた名所絵など、様々な絵があったのですね。
なかなか面白かったです。

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『いつか、ずっと昔』

2005-03-23 00:00:00 | 未分類
江國香織さんの絵本、『いつか、ずっと昔』を読みました。
絵本と言っても、これは大人向けですね。
結婚間近の女性にプレゼントするといいと思います。
絵も、油絵なのでしょうか?なぐるように描かれながら乱雑ではない、不思議な魅力を持っています。
なかなか面白い本でした。

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ようやく読了

2005-03-22 00:00:00 | 未分類
『沙門空海 唐の国にて 鬼と宴す』全巻、読み終えましたー(v^-’)★

いやー、面白かった。
『陰陽師』のように妖術も出てくるのですが、玄宗と楊貴妃に関わる物語や
李白や白楽天などの才人が、当たり前のように惜しげもなく、しかも自然にでてきます。
王羲之などの書家も、私にとっては懐かしい名前です。

ともかく、当時の唐や日本を含めた歴史のうねりというものを、強く感じさせてくれました。
また私としては、仏教の、仏陀の思想というものを、もっと深く知りたいと感じました。

獏さんが、自画自賛するのもわかります。素晴らしい物語でした。
ここでは書き尽くせません。

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