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アラミタマ奇譚 価格：￥ 1,680（税込） 発売日：2012-07-24 |
千穂の声が聴こえて目覚めると、そこは病院だった。
大山知彦が婚約者の苫辺千穂の故郷、阿蘇を訪れるために乗った飛行機が大破し、知彦以外の乗客乗員が行方不明になってしまった。
彼女を捜すため病院を抜け出した知彦は、彼女の家族と出会い、阿蘇を守る人々と不思議な伝説を体験していく。
なるほど、パワースポットをそういう位置づけにして魔物を登場させ、壮大なファンタジーに仕上げてしまうとは、梶尾さん、さすがです！
ラブストーリーとしての結末も、千穂の深い愛情が感じられて、素晴らしいと思いました。
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仮面教師SJ (3) (ウィングス文庫) 価格：￥ 651（税込） 発売日：2012-07-07 |
今回の笹蔵十蔵の潜入先は、トコシエフードアートスクール。
チョコレート細工の教師として潜り込むのだが、前もってスナとショータに教えていたのが運のつき、同じ学校に入学してしまった。
十蔵が調べたところによると、この学校の生徒が三人、細かく言えば三年前にも一人、計四人が行方不明になっている。
その後、二人の生徒の死体が発見されるのだが、二人が二人とも、この学校独自の技術・ トコナシエ加工に関わっていた。
犯人は、そして特捜司法官は誰なのか？
本編はもちろん面白いのですが、後日談の「柿のタネ」は十蔵の琴線に触れたとある女性のいい話でした。
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事件でござるぞ、太郎冠者 価格：￥ 1,680（税込） 発売日：2012-05-15 |
狂言師の峰村みの吉の家に、女性の押しかけ内弟子希望者がやって来た。
その名は松永夏十。
狂言を見たのも一回だけで、たまたまその場にいたみの吉の生徒によると、ほとんど眠っていたという。
そんな夏十が峰村家に居候することになったのは、最近死んだ生徒にまつわる事件を解決したからだった。
その後、みの吉の周囲に起こる事件も、狂言の曲目を連想させるものが続き、それも次々と夏十が解き明かしていく。
しかし、夏十が峰村家に居候したがった理由の見当がつかない。
果たして、夏十の正体と目的とは？
普通の中年男性であるみの吉と、頭ツンツン黒づくめの服装に派手なメイクの夏十の取り合わせが面白いミステリでした。
