虫樹音楽集

奥泉光さんの『虫樹音楽集』を読みました。

カフカの「変身」にとり憑かれたように虫にこだわるジャズミュージシャンと、
それに魅せられた小説家の物語です。

とにかく、ここに出てくるあらゆる人々が、そのミュージシャン・イモナベ、
そして人が虫に変態することに執着しています。
どこか破滅願望の臭いのする彼らに、共感することはありませんが、
こういう読書もあるのかな？と思ってみたりします。

あまりおすすめできません。

『蜂蜜秘密』小路幸也

蜂蜜秘密 価格：￥ 1,575（税込） 発売日：2013-02-14

＜ポロウの村＞で作られる＜ポロウのハチミツ＞を食べると、不老不死になる。
もちろんそれは迷信で体にいいというだけだけど、＜ポロウの村＞と＜ポロウのハチミツ＞には、隠された秘密があった。

ハナのひいおばあさんが少女だった頃に、村にやって来た少年レオの物語。

ポロウの人々の由来やオリジナル・ポロウ。
妖精もからんだ不思議な世界が、ここには描かれていました。
あんなに悪賢い黒幕が＜ポロウの村＞にいて、その正体がそういうものだとは！

どうか村がいつまでも平和でありますように。

蜂蜜秘密

小路幸也さんの『蜂蜜秘密』を読みました。

＜ポロウの村＞で作られる＜ポロウのハチミツ＞を食べると、不老不死になる。
もちろんそれは迷信で、体にいいというだけだけど、＜ポロウの村＞と＜ポロウのハチミツ＞には
隠された秘密があった。

ハナのひいおばあさんが少女だった頃に、村にやって来た少年レオの物語。

ポロウの人々の由来やオリジナル・ポロウ。
妖精もからんだ不思議な世界が、ここには描かれていました。
あんなに悪賢い黒幕が＜ポロウの村＞にいて、その正体がそういうものだとは！

どうか村がいつまでも平和でありますように。

『玉磨き』三崎亜記

玉磨き 価格：￥ 1,575（税込） 発売日：2013-02-27

今回も、短編集ながらそれぞれが独特の世界観を持った物語なのは、相変わらずです。
２０年、様々な人物、事件、出来事を追った人物の文章という形式で描かれていて、架空の参考文献まで用意されています。

読む側としては、その世界になじむと話が変わっていくため、正直、疲れます。

とはいえ、この物語たちは平凡な私たちの日常にも問題を投げかけてくるような気がします。
もちろん、バカバカしい物語として笑い飛ばしてもいいのでしょうが。

私としては「古川世代」と「新坂町商店街組合」が気に入っています。

玉磨き

三崎亜記さんの『玉磨き』を読みました。

今回も、短編集ながらそれぞれが独特の世界観を持った物語なのは、相変わらずです。
２０年、様々な人物、事件、出来事を追った人物の文章という形式で描かれていて、
架空の参考文献まで用意されています。

読む側としては、その世界になじむと話が変わっていくため、正直、疲れます。

とはいえ、この物語たちは平凡な私たちの日常にも問題を投げかけてくるような気がします。
もちろん、バカバカしい物語として笑い飛ばしてもいいのでしょうが。

私としては「古川世代」と「新坂町商店街組合」が気に入っています。