こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『いばら屋敷』矢崎存美 『読楽』2015年11月号より

2015-10-24 19:25:29 | 読書感想
五歳の三浦のどかは、家にいられないときに薔薇の繁みの陰に掘った穴で過ごしていた。

ぶたぶたさんの短編ですが、今現在も、ぶたぶたさんがいてくれたらと思うような悲惨な出来事が起きていなければいいと願いました。
どうか、全ての子どもたちが平穏無事に暮らせますように。
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『嘘解きレトリック5』都戸利津

2015-10-20 19:38:29 | アニメ・コミック・ゲーム
探偵の祝と助手の鹿乃子がくら田で食事をしていると、髪ボサボサの書生風の人物が、一言も口をきかぬまま食事をして帰っていった。
のちに、ちまたで似た服装のひったくり強盗が相次いでいることが分かるのだが、果たしてそいつが犯人なのか?

事件と事件の間に、鹿乃子の母親が様子を見に来たりもして、少しホッとしました。
ただ、5巻最後の生き別れの孫探しでは、偽りの名乗り出をした男の正体が気にかかります。
今後、鹿乃子たちに関わってきそうな気がします。
続きが楽しみなような、心配なような。
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『セント・イージス号の武勲』上田早夕里

2015-10-18 19:44:08 | 読書感想
16世紀のイギリス。
家族と死に分かれ、貧しさと病のため死にかけていた九歳のトビーは、教会の救護室のベッドの上で目を覚ました。
飢えから逃れるために食堂で働きだしたものの、こき使われるばかりで満足に食べられることはなかった。
海軍に志願しても、それは同じだった。

そんなトビーが拾われたセント・イージス号は軍事機密の艦で、それでいて今までとは別天地だった。

貧しさゆえの絶望を乗り越え、それまでただ食べるのが精一杯だったトビーが自らの生き方を見つけ、淡い恋をし、人間らしく生きていく物語です。
またそれと並行して、様々な立場の人々がそれぞれの思惑から行動する様が、善悪はともかく描かれています。

戦争とは?セント・イージス号の武勲とは何だったのか?
読んでいてつらいところは多いのですが、セント・イージス号に乗ってからは未来が開ける気がしました。
学ぶことは大切だということを痛感する物語でもあります。
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来年の手帳

2015-10-18 19:41:40 | 日常
今まで地味で平凡な手帳を使っていましたが、今年は「すみっコぐらし」の手帳を買いました。
たまには可愛いのもいいですね。
コメント (2)
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『新たなる敵はじめました』神坂一

2015-10-15 19:39:55 | 読書感想
十一の銀河、五百八の惑星と種族を併呑し、いまだ勢力の拡大を続ける帝国、マズガミア。
機械生命体であるラーヴァキアは、新参ではあるが、その幹部である。

その彼が次の侵略目標となる惑星で発見したのは、魔女っ子同士の戦い・・・というか、ラーヴァキアから見ればお遊戯だった。
あまりのお粗末さに介入しようとしたところ、魔法の国ファンシーラのリファに、おかしな場所に引きずり込まれた。
問答無用でマズガミアに帰され征帝ギナザに聞かされたのは、かつてマズガミアはファンシーラに『ボロクソ』『けちょんけちょん』に敗れ、それ以来、従うことになったということだった。

今回、魔女っ子たちにいらん手出しをしたラーヴァキアは、『新たに現れた謎の敵』候補として人間に化けて、普通に暮らすことになった。

昔、異形のモンスターが人間の美女を美しいと思ったり、さらったりした理由がここで明かされます(笑)。
そっかー、モンスターたちも苦悩していたんでしょうねー。
あと、この物語はここで完結らしいのです。
幅木一新ことラーヴァキアと美幌鳴実ことメイミがそうなるだろうなと薄々感じていて、実際ここまできて、それで終わりというのは酷だなとも感じました。
ラーヴァキアが、中二の人間の心の起伏の激しさに苦悩するところをもっと読みたいです。
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