九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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真鍮と金

2006年09月18日 22時11分44秒 | その他(投稿者・忍者)
大学駅伝で早稲田大学が一時代を築いた時期があった。
中村清という名伯楽が監督をしており、その指導方法は人間教育そのもので、多くの指導者に尊敬と感銘を与えた。
「私もその一人でした。」
只、一つだけ納得出来ない一言があった以外は今でも手本にしている。
それは「真鍮は真鍮、金は金、真鍮は金にはなれない」と言う言葉でした。
真鍮(シンチュウ)「銅と亜鉛の合金」と金は同じ黄色だが金には勝てない。
つまり、「素質の無い者は素質の高い選手には勝てない」と言う事でした。
磨けば金より輝く真鍮があっていい。優秀な能力の者だけが勝つ陸上だとしたら陸上をさせる意味がない。
たとえ真鍮でも金に負けない心を持たせたい。
弱小チームの戯言と言われようが、「ビリ哲学」はこれからも実銭していきます。能力とは持っているもではなく、作られていくものなのです。

コメント
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