春が近づき最低気温がマイナスの日は少なくなりました。今回の旅で一番心に残ったのは、知らない土地での雄大な自然との向き合いやユッタリ温泉もありましたが、星野富弘と言う人物に(絵とエッセイの中で)触れ合えた事でした。体育教師と言う共通の職業が特に印象を強くしたのかも知れませんが、どん底から這い上がる人間の強さに感銘を受けました。苦しい、辛い、普通の人間の何千倍の苦労を受け止めて生きて来た姿を考えれば、凡人の我々の苦労は苦労に入らない程度のものでしょう。私などは身体の一部が動かなくなっただけでパニックになると思います。「苦しみの多い人ほど心が優しくなれる」今年60才になった彼の言葉には真実があります。「多くの人達の励みになれば」と言う生き方も好きです。誰かの役に立てる生き方、九里陸上部の部員・卒業生の皆さん。そんな生き方をして見ましょう。
旅に出て来ました。高速を南に走り12月末に佐野合宿に参加した時に降りた「佐野藤岡」から伊香保温泉に行きました。日本三大うどんの水沢うどんを食べ、伊香保石段街を息を切らせて登り、竹久夢二記念館で大正ロマンの絵を鑑賞しました。この時代に生きていた訳ではないのに懐かしさを感じたのが不思議です。翌日は榛名富士を見ながら一面を氷に覆われた榛名湖を散策した後、草津温泉に行きました。湯畑で休んだ後「月岡鶴太郎美術館」で絵の鑑賞をして、草津の湯に何度も入り温泉を堪能しました。今日は渡良瀬川を上り、星野富弘美術館に行き絵と詩を鑑賞。中学校の体育教師として新任2ヶ月で器械体操部の指導中に首の骨を折り、首から下が不随となり口に筆を咥えて絵を書き始めたとのことです。(花の絵が殆んどです)絵の素晴らしさと共に詩の美しさに胸を打たれました。足尾から日光を通り帰宅しました。部員は7日まで試験ですので(頑張れ)2日後には練習再開です。今回の旅の「気づき」を機会を見つけて話したいと思います