九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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全国高校駅伝大会(その2)

2008年12月22日 10時46分53秒 | 観戦・感想(投稿者・忍者)
今日は冬休み前の授業終了日です。月曜日ですので今日は練習休養日です。明日から冬休みに入りますが、さっそく福島遠征して(信夫ヶ丘競技場)合宿の準備に入ります。昨日の全国高校駅伝大会の続きになりますが、大会前にNHKで女子の優勝した豊川高校を紹介していました。朝練習で10キロを毎日走る(実業団並)との事にビックリしたのと、走る勢いがジョックではなく全力に近い走りをしていた事です。「年齢が若ければ若いほど」量をこなせば早く走るようになりますが、将来性はなくなります。8名の女子部員全員が3000m9分10秒前後の選手ですので、この先、大学、実業団、で競技すれば順調なら8分台は出てあたり前、日本記録がどんどん出るはずですが・・・。何故か卒業すると毎年優秀と言われていた選手が消えていきます。「大学・実業団の指導が悪い」と、高校の記録も出せない事を嘆く高校の指導者がいますが、そうさせたのは高校の指導者です。昨日は中学の全国駅伝大会もありましたが、まだ3キロ以上の区間がないのが幸いです。それでも3キロ以内を走らせるのに10キロ近い距離を毎日走らせている指導者もいると聞きます。「その時、強ければいい」ではなく、体力作りを入れながら、将来が(遠くが)見える選手作りをしてほしいものです。長距離と反対に、短距離指導者で動き(ドリル)ばかりに力を入れている指導者もいます。形は大切ですが、筋力がなければ正しい動きもで来ません。筋肉をつける為にウェートトレーニングばかり取り入れている指導者もいます。筋肉をつけても動く筋肉でなければ筋力にはならないのです。短距離こそ走らないで強くなる方法はないのです。どこをどうすればいいのか、陸上競技の指導には、選手の個人差・能力差もありますので完結はなく、常に勉強が必要である事だけは間違いないようです。

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