九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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指導に思う「ビリ哲学」より。

2009年06月22日 10時20分57秒 | その他(投稿者・忍者)
陸上競技に限らずですが、指導する側としては褒める事よりも叱責する事のほうが遙かに多いものです。(最近は褒めてばかりいる指導者をよく見かけますが・・・)強くする為には、勝たせる為には、その人間の感覚や考え方さえも変えてやらなければならない事もあります。「なげやり」「いい加減」「無感動」「無協調性」「怠け」「ごまかし」「噓」等々。人間に完璧な人格を持つ人などいないのですから仕方がない事もありますが、競技にマイナスになるのであれば、例え「真面目人間」であっても(真面目なだけじゃ勝てない)叱ることがあります。努力していると言っても、自分の限られた範囲内での努力などさほどのものではありません。最近同じミスを繰り返す部員を、「お前馬鹿か」と叱りつけたら、素直に「ハイ馬鹿です」と言う答えが返ってきた。せめて、うな垂れるとか、馬鹿じゃありません、と言う返事が返って来るものと思っていただけに、次の言葉が出てこない。あのナァー。馬鹿じゃ駄目なんだよ、利口にならなきゃ。「ビリ哲学」も修正・修正・の連続です。何はともあれ、本気が本気を生みます。形だけで強くなる事はありません。陸上競技に形の部はないのですから。
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