九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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思い出。

2011年03月11日 06時58分35秒 | 部活(投稿者・忍者)
九里学園高校のHPに卒業式の様子が載っていました。卒業生の「喜びの言葉」に米野敬介の言葉がありました。3年前、県の中学ランキングの中に(走り幅跳び)4・5番手に入っている新潟県に近い小国中学の選手がいました。通学できるギリギリの範囲で冬は雪が2mも積るところです。それが米野でした。入学式が近づいた頃、彼が来ましたが松葉杖で来たのにビックリ。話を聞くとバスケットボールで遊んでいて膝の半月板を損傷したとの事でした。春季や夏季の大会には間に合いませんが、秋の新人大会頃までには治してスタートするしかありません。もともと骨太の体型に体重が増えて投擲選手のようでした。1年間は無理でしたが、本人の頑張りもあり2年時からは順調に回復し、記録も向上して3年目はインタ―ハイの夢に届きそうな位置に来ましたが、東北大会ではあと一息足りませんでした。前にブログに書いたインタ―ハイに出場出来る力があった3年生男子2名の内の一人が彼でした。私の中では勝たせられない悔しさと、1年目から順調であればとの思いが交叉した瞬間でした。「喜びの言葉」を読んで、なかなか胸の内を明かさない人間でしたので嬉しく思いました。私生活まで気を付けなければならない警察官の道を進むとか、頑張ってほしい。君が苦労した分だけ力は付いています。私は、ブログで個人を取り上げて書くことはしないのですが、進路合格報告を受けて2ヶ月、その後、会う機会のなかった米野の激励になれば幸せです。
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