九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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大会での勝ちと負け

2015年09月07日 08時31分07秒 | 大会関連(投稿者・忍者)
朝から霧雨が降り肌寒い日です。宮城県の新人大会が終わりHBG校の活躍は見事でした。大会中は様々な筋書きのないドラマが生まれたと思います。勝って泣き、負けて泣き、「勝ちたい」本気さのある選手ほど結果に一喜一憂するものです。競技会は勝つ人よりも負ける人の方が遥かに多いものです。自己新が出て満足出来る成績ならば悔しさはあまり感じませんが、力を出せずに負けると自己嫌悪にさえなってしまいます。指導者とて同じです。50歳頃までは負けて平然としている態度を取っていても、過去にインターハイを決める東北大会などで、一人で車を運転しながらの帰り道、リレ-で負けた悔しさから涙が止まらない時が何度かありました。39年連続インターハイに出場していてもその度にドラマがありました。選手にとっては一生に1度の事ですのでその責任を強く感じたものです。インターハイでの優勝者を出しても涙を流すことはないのに、途中の挫折ほど悔しいものはありません。そんな中で救われたことが何度かありました。勝てるはずの選手が負けて、仲間の選手達が泣いてる姿を見たときでした。「皆で戦っているんだなァ」選手もマネージャーも指導者も心は一つ、そんな時に本物が見えて来るような気がします。これらの全ては必死で練習している学校の話、素質だけで勝ち上がって行く選手には意味が分からないでしょう。分らなくていい、だから価値がある。来年のインターハイに向けての初期に当たる県新人大会。自己新を出してほしい。一番の願いです。今日は休養日です。明日は16時から市営陸上競技場で練習します。
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