知り合いの農家さんから、今年も栗をいただいた。
いつものように実がパンパンに入って、ホクホクと甘い秋の恵みである。
わが家の菜園で穫れた落花生、サツマイモに加え、今週は間をおかずこの栗が食卓に登場した。
‟腹(はら)太らせ三役” そろい踏み。体組成計からスマホに送られてくる体重グラフは、てきめん右肩上がりに転じた。
これはヤバい。11月末にはさらに、タケノコイモ(サトイモの一種)とジャガイモ(秋ジャガ)というでん粉系の大物が、菜園からやってくる。
気をつけねば・・食い過ぎに。
知り合いの農家さんから、今年も栗をいただいた。
いつものように実がパンパンに入って、ホクホクと甘い秋の恵みである。
わが家の菜園で穫れた落花生、サツマイモに加え、今週は間をおかずこの栗が食卓に登場した。
‟腹(はら)太らせ三役” そろい踏み。体組成計からスマホに送られてくる体重グラフは、てきめん右肩上がりに転じた。
これはヤバい。11月末にはさらに、タケノコイモ(サトイモの一種)とジャガイモ(秋ジャガ)というでん粉系の大物が、菜園からやってくる。
気をつけねば・・食い過ぎに。
わが家のきょうの昼は、オムライスだった。
わたしはオムライスが大好きである。
トマトケチャップで味付けしたアツアツご飯を、薄焼き卵で包み込む。
だれが考えたのか、世の中にこんなに美味しい食べ物がそうそうあるものでない。(個人の感想です)
そもそもトマトケチャップがえらい。玉子焼きとご飯の仲立ちをして、オムライスという異次元のご馳走を作り上げた。
ただケチャップは、調味料としていえば、マヨネーズなどに比べれば、出番は少ないかもしれない。
マヨネーズはそのまま生野菜にも、揚げ物にも即使えて美味しいし、タルタルソースの材料にもなるなど、応用範囲が広い。
マグロの刺身にマヨネーズを付けて食べるなどという人もいるのは、わたしの理解の範囲を超えているが、「マヨラー」などという言葉もあるくらいだから、広く一般に受け入れられているのは確かである。
そこに行くとケチャップは、わたしの知るかぎり、代表格はナポリタン(スパゲッティ)。ほかにはソーセージをはさんだホットドッグに、辛子とともに使われるくらいで、「ケチャラー」などという言葉も聞かない。
しかしオムライスをご覧なさい。チキンライスもそうだが、ケチャップあってこその料理といえるだろう。
わが家のきょうのオムライスは、鶏肉の代わりに豚ロースのみじん切りが入っていた。これもまた美味しい。
グリーンピースは、わが家の菜園で春に穫れたもの。冷凍して保存していた。ホクホクした食感は味に変化を与えてくれる。
きょうはオムライスで ‘昼飲み’ でした。
きのうの夕方、紀州から梅干し用の梅が届いた。
毎年たのんでいる和歌山県田辺の農家さんからの、完熟の南高梅である。
段ボールを開けると、熟れた甘い香りが、部屋中に広がった。
熟した桃のような香りだ。
熟した桃は甘いが、はたして梅はどうであろうか。梅干しにするとあれだけ酸っぱいのだから、生で食べても甘いということはないでしょうネ。
上の写真はさっそく洗って、乾かしているところ。このあと35度の焼酎で洗って、塩で漬け込む。
梅の実は、ポッと頬を赤らめた純朴な少女のよう。(毎年同じようなことを言っています)
この少女らも、これから塩にまみれて ‘塩対応’ を受け、真夏の炎天下にジリジリと干されるなど、厳しい試練を受けることになる。
そうして初めて一人前の美味しい梅干しになるのですね。
「艱難汝を玉にす」とは梅干しのことを言っているのか。(違うと思うよ)
ともあれ今年の梅も粒揃い。また一級品の梅干しができそうだ。
朝霞市の和菓子店「ほそや」のみかん大福。
大福の中に、白餡とみかんが入っている。
原材料名を見ると「みかんシロップ漬」とあるので、みかんはあらかじめシロップに漬けておいたのであろうか。みかんがとても甘く、ジューシーである。
白餡は上品な甘さ。外皮の餅はこの上なくやわらかい(軟らかい)。
「人生は甘く、やわらかいだけじゃないんだよ」
などと講釈を垂れたがる輩も出てきそうだが、わたしは甘くやわらかいのが大好き。
辛党だが甘党でもある。 ‘軟党’ でもあります。・・なにか文句あります?
このお店の ‘フルーツ大福’ は、これまでに、シャインマスカット大福、いちご大福を食べたので、これで三階級制覇。
あとパイナップル大福があるようなので、次は四階級制覇をねらおう。
写真の酒は「参乃 越州(えっしゅう) 純米吟醸」。新潟県は長岡、朝日酒造の酒である。
先日、長岡在住の中学生時代の同級生T君が、わざわざ持ってきてくれたものだ。
T君はこれの箱入り4合瓶を、なんと4本、大きなリュックに入れ、東京まで遠路かついできた。
その日は、わたしを含めた首都圏在住の同級生4人の会があり、T君は飛び入り参加したのだ。越州は4人へのお土産である。
「友情が重荷を軽減した」かどうかは分からないが、T君はわれわれのために ‘重さを物ともせず’ かついできたのだ。
その友情に感謝し、新潟の酒文化に思いを馳せつつ、わたしは次の日、家で越州を味わった。それが上の写真。
冷や(燗をしない)で飲んだ越州は、吟醸酒然としたクセがなく、飲み口のやわらかい素直な酒であった。グイと飲みこんだあとには、ほんのり甘みが広がった。
鯛や南蛮海老(新潟の甘えび)などの、繊細な日本海の魚に、いかにも合いそうな美酒である。
後日、ぬる燗で飲んでみると、‘冷や’ よりやや味が濃くなり、一段と旨さが増したことを付け加えておこう。
今年も食卓にタケノコご飯が登場。
タケノコは今、走りというよりすでに旬。スーパーにもずいぶん並んでいる。
わたしは「炊き込みご飯」が大好きだ。
一口に炊き込みご飯といっても、さまざまなものがあるが、そのどれも好き。中でもタケノコご飯は ‘好き’ の最上位ランクに位置する。
わが家のタケノコご飯も、タケノコが主役とすればご飯は準主役。そこにシイタケ、あぶらげ、鶏肉、銀杏、紅生姜(自家製)という、多彩な旨みと食感の演技派助演陣が脇をかためている。
豪華キャストではないか。
さらにスタッフには醤油、少々の酒、最上級の出汁昆布と、才能豊かな面々がそろい、腕を振るっている。
タケノコご飯はまさに、食卓に繰り広げられる 「ご飯系美味」 の総合舞台芸術なのだ。(ちょっと大げさか)
だからわたしは炊き込みご飯となると、いつも食べ過ぎてしまう。この時季、体重もぐんと跳ね上がる。
でもそれは、美味しさの代償であるとあきらめよう。
5月には、こんどはグリンピースの炊き込みご飯が登場する。
ひさしぶりに雨が上がったので、きょうは散歩の足をのばして、近くの墓園まで来てみた。
墓園の桜はここ3、4日の雨の間に、だいぶ散ってしまっていた。
それでもまだ鑑賞には耐えるといっていいか。
今年の桜は、これで見納めだ。
ただ、ここは人がほとんど通らないので、「花見」にはやや寂しい。
花見にはある程度の人の賑わいがほしい。
敷物をゆったり広げるスペースがあって、親しい仲間に料理と酒があればもっといい。
「花より団子」というが、花見には「団子より人」かな。それに「酒」。
ハムとキュウリのサンドイッチ、それに「刻み茹で玉子のハチミツ・マヨネーズ和え」をはさんだサンドイッチ。
先日のわが家の朝食です。
ハム・キュウリサンドにも刻み茹で玉子サンドにも、柔らかいパンにぬった辛子バターがピリッと効いています。
食べ物にも人生にも、僅かなスパイスは必須です。味わいを深めてくれる。
パンやハムやキュウリ。それに玉子。さまざまな旨みと食感をていねいに味わいながら、ゆっくりほおばる。
これにまさる幸せは、そうそうあるものではない。(ということにしておこう)
コーヒーはわたしが挽いて、淹れます。(ハムとパン、サンドイッチは ‘山の神’ の手作り)
サンドイッチにはワインかビールも合う。こんど休日にはそれで行こう!
今日の記事は、「わが家自慢」の ‘食レポ’ になってしまいました。失礼しました。
きのうの朝、6時前の東の空。見ての通り、きれいな朝焼けだった。
この冬はひどく寒かったので、早朝のウオーキングはまったくやらなかったが、暖かくなってきて、そろそろ再開しようかな、と思わないでもない。(どっちやねん)
朝食前、小一時間も歩けば、空腹感を感じられることも多いし、こんな朝焼けに出会えることもある。ただ半分暗いうちに歩くのは、ハッキリ言って退屈デスネ。
それでも歩こうとするのは、「健康のため」と思えばこそ、である。
わたしがきのうの早朝、なぜ外に出たのかというと、東京新聞を近くのコンビニで買うためである。
東京新聞の連載コラム「本音のコラム」の水曜日の執筆者が、文芸評論家の斎藤美奈子さんだからだ。
斎藤美奈子さんのものの見方・考え方に、わたしは共感するところが多い。また斎藤さんのムダのない、簡明な文章も好きで、学びたいと思っている。
水曜日は新聞買いに出る日~♪ なのだ。
これは今朝のわが家の梅の花。開花してたった三日で満開になった。
開花が遅かった分、満を持して待っていて、一気に開いたということなのだろうか。
今朝はメジロが二羽来ていた。カップルだろう。
メジロは梅の花が好きですね。毎年梅の花が咲くとやってくる。きっと食べるのでしょう、花を。
この冬もわが家では、 ‘自家製ハム’ を作った。(昨年暮れと先週の2回)
作るのは家内だが、わたしも一部手伝うので、この機会に「作り方」を整理して記録として残しておきたい。
肉は近くのスーパーからブロックで買う。
ハムの味の良し悪しは肉で決まる、といっても過言ではない。
今回は良い肉が手に入った。
ハム作りは手間がかかる。
上の写真の「さらしを巻いた肉をタコ糸でキリリと引き締めて縛る作業」は、力が要るのでわたしの仕事である。(カネと力はあまりないけど)
この作業に入るまで、肉を買ってから一週間かかる。
まず肉を切り分け成形し、余分な脂を削ぎ落し、わずかな残血も見逃さずきれいに取り去る。
しかるのち少なからぬ量の塩、砂糖、胡椒をまぶして、力を入れて十分に揉みこむ。(揉みこむのもわたしの仕事)
それをジッパーのついた厚手のビニール袋に入れ、冷蔵庫に一週間ねかす(漬け込む)。
1~2日すると肉からしだいに水分が滲みでてくるので、毎日、朝と晩、ビニール袋をひっくり返し(天地返し)、肉にまんべんなく味を染み込ませながら熟成させる。
一週間後、冷蔵庫から出した熟成肉は水でサッと洗い、そのまま流水をかけ流しにして、余分な塩分を抜く。
それを家の外で半日乾燥させ、乾いたら上の「さらし巻き、タコ糸縛り工程」に移るという流れだ。
燻煙は4時間。
今回の燻製では、燻(いぶ)すのに桜の木のチップを使った。これまでのヒッコリーより香りが高く、美味しく出来上がったような気がする。
燻煙が終わったところ。
これを大きな鍋二つを使い、摂氏70度で二時間ボイルする。(沸騰しないように、温度計片手に付きっきり)
ボイルのあとは冷たい流水に2~30分つけ置き、十分に冷やす。
(この冷却作業もあって、わが家でのハム作りは冬場にしかできない)
そのあと再び家の外の物干し場につるし、半日乾燥させる。乾いたら作業は終了。
添加物のない、燻香の高い、噛み応えのある、旨みのつまったハムは、市販品では容易に味わえないだろう。(ということにしておこう。*個人の感想です)
朝霞市の和菓子店「ほそや」の豆大福。
ここのシャインマスカット大福、いちご大福と同じように、これも美味しい大福であった。
シャインマスカット大福、いちご大福が白餡(しろあん)だったのに対し、この豆大福は小豆餡(あずきあん)。
小豆の上品な味と香りが生きている。甘さもほどよい。
豆は、原材料名表示を見ると赤えんどう豆のようである。
ややかために炊いてある(と思えた)のは、わたしの歳のせいか。(歳は歯に出る)
柔らかい餅とかための豆。嚙み心地の違いも楽しんでほしいという店の意図を感じないでもない。
ともあれこの豆大福、美味しく、楽しんでいただきました。
ところできょうはバレンタインデー。
テレビのニュースを見ていると、最近は義理チョコ、本命チョコが減って、「友チョコ」「自分チョコ」が増えているという。
わたしにとって大福は、さしずめ「自分大福」ですね。
ついでながら、フト思った。全国の和菓子屋さんは、節分には「節分デー」と銘打って、“この日は大福をプレゼントしよう” という一大販促キャンペーンを張ってはどうだろうか。
ほかの人に「福」を贈るなんて、それだけで幸せなことではないか。
キャンペーンには、「 ‘大福は内、不運は外’ と唱えよう」「今年は南南東(年によって変わる)を向いて送付伝票を書こう」というPR文句も添えると、さらに効果的かもしれない。
いちご大福 ↓
いちごパックンかいじゅう - 興趣つきぬ日々 (goo.ne.jp)
上の写真を見て、「何? これ」 と思う人は少なくないかもしれない。
いちごをパックンとくわえた ‘いちごパックンかいじゅう’ ではない。
「いちご大福」である。
朝霞市の和菓子店「ほそや」のいちご大福。
実はわたしは、いちご大福というものを食べるのが今回初めてなので、一般的ないちご大福がどんな形をしているのか分からないのだが、2カ月ほど前に食べたこの店の「シャインマスカット大福」とは、ほぼ同じ形状であった。*
味もシャインマスカット大福と同様に、中にいんげん豆の白餡が入っていて、ムシャムシャ食べると、餡の甘み、いちごの酸味と香りとしっとり感、外皮の餅の柔らかさが口の中で混然一体に・・。
そのハーモニーを味わっているうちに、一口大のいちご大福はあっというまにのどの奥に消えてしまった。
原材料名表示を見ると、シャインマスカットのときはたしか「いんげん豆」とあったのが、今回は「手亡」と表示されていた。
手亡(てぼう)とは、知らない言葉だったので辞書で調べてみた。
するとデジタル大辞泉には、「インゲンマメの一品種。豆は白色で、白あんなどにする。」という説明があった。
インゲン豆と一口に言っても、いろいろな品種があるようだ。
「和菓子店ほそや」でシャインマスカットは「インゲン豆」、いちごは「手亡」と表示しているのは、違う品種のものを使っているからかもしれない。
こんどお店に行く機会があったら、ちょっと聞いてみようかとも思う。(ほかに客がいなければ)
それともう一つの問題意識は、「いちご大福」は一般的にどんな形をしているのか、である。
これについては他の店もいろいろ探索し、実際に購入してみなければ容易には分からない。店頭で観察し、そのままプイと店を出てしまうわけにもいかないではないか。(実は食べてみたい)
カネと時間がかかるなぁ。
きのうの昼は「ずんだ餅」。
ずんだ餅とは、枝豆を茹でてすりつぶし、砂糖・塩・酒で味を調え、餅にからめたもの。
辞書には「じんだ餅」と出ているが(デジタル大辞泉)、新潟育ちで、山形県出の母に小さいころ何度も作ってもらったわたしには、これはだれが何と言おうが「ずんだ餅」。
ずんだ餅は東北地方でよく作られ、一般的にずんだ餅と呼ばれているようだ。
上の写真の枝豆は、9月に菜園でできたものを、茹でて冷凍保存しておいた。
餅はお正月用に、先日餅つき機でついたもの。
きのうわが家の庭に咲いたピンクの薔薇。
十年以上も前に、近所の家からもらったのを、挿し木したもので、薔薇の名前は分からない。
寒さのことのほか厳しいこの時季に、縮こまりもせず、ひねくれもせず、柔らかく優しい色の花を咲かせた。
エライ、エライ!
一輪挿しに活け、書斎で愛でている。
これが今年最後の記事となります。
この一年もたくさんの方においでいただき、ありがとうございました。
皆さまにとって、来年もよいお年でありますようお祈り申し上げます。
レンコン(蓮根)を知人からいただいた。
上の写真は家内が作った「すり下ろしレンコンの磯辺揚げ」。
むかしからわたしは、この一品が呑兵衛にとっての最高のつまみの上位にくると思っている。
もちもち感にレンコンの甘み、芝海老の香ばしさ、一口でつまむ ‘つまみ’ としての適度なボリューム感・・空腹を徐々に満たしつつゆっくり酒を楽しみたい日本酒党の、これは理想のつまみである。
作り方は、すり下ろしたレンコンに乾燥芝海老を入れ、塩と醤油で味を調える。
小麦粉と片栗粉少々を加え、小さめの団子にし、海苔片を巻いて揚げる。
揚げたてのアツアツが、実に美味しい。
写真の右上にあるのは、サツマイモのから揚げと柿のから揚げ。レンコン磯辺揚げといっしょに揚げたもの。
サツマイモも柿も、揚げるとグッと甘みが出る。
これは別の日のレンコンメニュー、レンコンのきんぴら。
レンコンはなんといっても ‘シャキシャキ感’ が真骨頂。それを楽しめる一品である。
煮てよし、てんぷらにしてよし、揚げてもよし、茹でてサラダにしてもよし、レンコンの幸せメニューはしばらく続く。
耳まで隠れる白い防寒帽をかぶった、雪国の子のよう。
これは朝霞市の和菓子店「ほそや」の、シャインマスカット大福である。
大粒のシャインマスカットを一つまんま、大福餅にくるんでいる。
シャインマスカットが半分外から見え、見た目がかわいい。
半分に切ってみると、外の餅と中のぶどうの間に、黄緑の餡が入っている。
原材料表示には最初に「ぶどう」、つぎに「いんげん豆」とあるので、餡はいんげん豆であろう。
ガブリとかじると、この上なく軟らかい餅にシャキッとしたマスカットの歯ごたえ。
上品な甘みにわずかな酸味。マスカットの潤いと香りが広がる。
シャインマスカット大福は、かわいいだけでなく、思いのほか美味な大福であった。
この「ほそや」にはこの6月ごろ、イチゴ大福を買いに来たのだが、「イチゴ大福は終わりました」とのことだった。
きっとここは季節の折々に、旬の果物で大福を作っているのだろう。
つぎのイチゴ大福の登場はいつであろう。それは小豆餡だろうか、やはりイチゴが半分、外から見えるのだろうか。