(写真は神楽坂 「伊勢藤」 にて。 本記事とは直接関係ありません)
「余白の創作ことわざ」 の第11回です。
酒は舐めて飲め さけは なめて のめ
<意味>
酒は舐めるように、ゆっくり飲むのがよい。 そのほうが酒をよりよく味わうことができ、飲み過ぎを防ぐこともできる。
<さらに一言>
「焼酎は噛うで(噛んで) 飲め」 ということわざが種子島にあるそうです。 (古市春彦編 「種子島のターキ<ことわざ>」 による)
噛むようにして味わって飲め、ということでしょう。
また、わたしの敬愛する大先輩に、吟味した日本酒を、ススッと啜(すす) るように口にする方がいらっしゃいます。
美酒はそのほうがたしかに香りが立ち、より深く味わうことができるのです。
酒は、とくに日本酒は、啜って、舐めて、噛んで・・・、ゆっくり味わいながらいただくのがいいようです。
<もう一言>
ところが、わたしには、これがとてもむずかしい。 ついハイピッチで飲んでしまいます。
これは、本当は、わたし自身が 「自戒のことば」 としなければならない ‘ことわざ’ なのです。