興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

酒は舐めて飲め

2010-10-31 | 余白の創作ことわざ

(写真は神楽坂 「伊勢藤」 にて。 本記事とは直接関係ありません)

「余白の創作ことわざ」 の第11回です。

酒は舐めて飲め
  さけは なめて のめ

<意味>
酒は舐めるように、ゆっくり飲むのがよい。 そのほうが酒をよりよく味わうことができ、飲み過ぎを防ぐこともできる。

<さらに一言>
「焼酎は噛うで(噛んで) 飲め」 ということわざが種子島にあるそうです。 (古市春彦編 「種子島のターキ<ことわざ>」 による)
噛むようにして味わって飲め、ということでしょう。

また、わたしの敬愛する大先輩に、吟味した日本酒を、ススッと啜(すす) るように口にする方がいらっしゃいます。
美酒はそのほうがたしかに香りが立ち、より深く味わうことができるのです。

酒は、とくに日本酒は、啜って、舐めて、噛んで・・・、ゆっくり味わいながらいただくのがいいようです。

<もう一言>
ところが、わたしには、これがとてもむずかしい。 ついハイピッチで飲んでしまいます。
これは、本当は、わたし自身が 「自戒のことば」 としなければならない ‘ことわざ’ なのです。