(写真は朝の出勤風景。 本記事とは関係ありません)
「余白の創作ことわざ」です。
謝意は急げ、立腹は置け しゃいはいそげ、りっぷくはおけ
<意味>
感謝の気持ちと謝罪の気持ちは、時を置かず相手に伝えたほうがよく、怒りの気持ちはすぐには表さず、冷静になってから状況に対応するのがよい。
<さらに一言>
「善は急げ悪は延べよ」 (善いことはためらわず実行し、悪は延ばせるだけあとに延ばせ<『ことわざ大辞典』小学館>) のもじり。
礼状は (お礼のメールも)、日を置いてしまうと、書きにくくなるものです。
またお詫びも、タイミングを逸すると話がこじれて、修復できなくなってしまうことが多い。
一方、腹が立った時に腹立ちまぎれにものを言ってしまうと、相手は、たとえ自分が悪いと思っても素直に聞くことができない。
逆に反感をつのらせてしまう。
一呼吸置いてものを言うのも大切ですが、解決を急がないものであれば、その場はそのまま置いといて、後日対処するのが良い。
日が経つうちに、正しいと思っていた自分がほんとうは誤っていたことに気づくこともあるし、周囲の状況が変わることだってあるものです。
また、反論なり抗弁が必要であれば、時を改め、落ち着いて、できるだけ理詰めに、毅然として行ないたいものです。
ところが、実は、わたしにはこれが難しい。
腹立ちまぎれにものを言って、これまで何度失敗してきたことか・・・。
<もう一言>
「怒りは溜めておけ」
と、高校時代に国語のY先生が、授業の雑談の中で言っていたのを思い出します。
(怒りを溜めたら、どこかで爆発するよ)
と思ったものですが、そうでもないらしい。「 お金と怒りは溜(貯)まりにくい」 もののようです。