きょうは、江戸末期の歌人、橘曙覧(たちばなあけみ)の「独楽吟」(五十二首の連作)の真似で、一つ歌を作ってみました。
たのしみは夏の夕の風呂上り扇風機の前に涼むとき
猛暑止まぬここ数日、‘涼む’には風呂上り、扇風機の前、というシチュエーションが一番です。
ご参考までに、ご存知の方も多いとは思いますが、橘曙覧の「独楽吟」には、以下のような歌があります。
○たのしみは常に見なれぬ鳥の来て軒遠からぬ樹に鳴きしとき
○たのしみは客人(まろうど)えたる折しもあれ瓢(ひさご)に酒のありあえる時
たのしみ、楽しみ、愉しみ・・・質素でささやかな暮しの中に、興趣、味わいのある面白みを求める心は、本ブログの精神と軌を一にするものであります。
これからも余白流「独楽吟」を拙ブログでアップしていきたいと思っております。