興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

カボチャの生る木

2014-08-14 | 菜園の四季

わが家の梅の木に、カボチャの実が生りました。

というのは正確ではなく、庭に埋けた生ごみの中にカボチャの種があったようで、それが芽を出し、蔓(つる)を伸ばし、茂り、梅の木にとりつき実が生ったのです。

上の写真、少し分かりにくいのですが、まん中上部の少し白っぽいかたまりがそれです。


わが家の庭は野菜畑ではありません。
梅、バラ、金木犀などに四季の花が咲く、花と木の庭です。

この突然急襲したカボチャは5月終わり頃芽が伸びはじめ、「どうせバラ(の花)も終わったから」と放っておいたら見る見るせまい庭を席巻してしいました。

このたくましい生命力!

 

 

 

 

見てください。蔓はバラの木々の上を這い回ったあと、雨よけ屋根をよじ登り、まさに二階の軒に達っせんとしています。
(屋根まで蔓がからまるようヒモを付けたのはわたしです)

 

 


脇のベランダから蔓の先端を見たところ。

 

 

 

おもしろいのは、先端周囲に何本か伸びている細いヒゲです。

蔓の、いわば斥候であり、案内役なのですね。
わたしの付けた軒までのヒモを感知すると、すばやく絡まり、蔓延伸の道筋情報を取得しているようです。

植物なのにまるで動物のような動きではありませんか。その生命力にびっくりです。

 

 

 



庭のすみにセミのヌケガラを見つけました。

ヌケガラを抜け出たセミは、今頃その短い生を精一杯謳歌していることでしょう。

(実はカボチャは地べたにも実が一つ生り、先月収穫して食べてみました。穫るのが早すぎたせいか、今一つ甘みがありませんでした。この梅の木に生った実は、十分熟すまで待とうと思います)



*以下8月17日追加



周囲の葉を少し刈りこんで、フラッシュをきかせて撮ってみました。

実の直径は15センチほど。梅の枝が茂っている箇所に、上手くのっかっています。 

安定した土台がないと、安心して大きくなることができないのでしょうね。