興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

バンペイユ

2015-02-12 | 美酒・美味探訪

上の写真の左がバンペイユ(漢字で書くと「晩白柚」)
柑橘類で、文旦(ザボン)の仲間です。

熊本県八代(やつしろ)市の特産。ネットで見て取り寄せました。

大きいでしょう?
左右幅17センチの余もあります。
(右にあるのはわが家の庭で生ったレモン。大ぶりのレモンなのですが・・・)

ついてきたパンフレットを見ると、「果実王」とあります。
「柑橘類ザボン区分で重量世界一」と認定された品種なのだそうです。

 

 

 




中を開けると、こうなっています。

肉厚です。

ほとんどが皮、といっていいくらい。

実が少ないじゃないか、と言ってはいけません。この果皮がまた利用できるのです。

 

 




      

白い内皮を、熱湯でアクを抜いてから砂糖とともに煮ると、格好の‘スイーツ’になります(「晩白柚漬」と言うようです)

上の写真がその出来上がり。

色が茶色っぽくなって、奈良漬のような風合いです(甜菜糖を使ったからかもしれない)

外見は瓜の奈良漬でも、食べてみると軟らかい食感、いや、歯ごたえのない食感です。
味も、甘み以外にとくにコレといった特徴はありません。

でも、お茶請けにはぴったり。とくに紅茶に合いそうです。

中の実は生食用。酸っぱすぎず甘すぎず、結構美味しかったです。