先日の雨の日、九段下まで行ってきました。
ここは千代田区役所本庁舎の入口です。
「傘ふり場」(上の写真)というものが二つ置いてありました。
ここで濡れた傘を振って、雨の滴をはらってから建物内に入りなさい、ということのようです。
同行の友人によると、最近は傘の滴を受けとめる傘用ビニール袋を置かず、このような傘ふり場を設置するビルや施設が増えているとのことでした。
わたしは初めて見ました。
これなら入口の外で滴をはらってから中に入ってくればいいではないか、とも思うのですが、それだと滴をはらい落とさず、だらだらと雨水をたらしながら館内に入ってくる人もいるのでしょう。
察するに、ビニール袋に替えて傘ふり場を置くというのは、「プラスチックごみ、ビニールごみ」を減らす試みなのでしょうね。
プラスチックごみ、ビニールごみが増えすぎて、環境や海・川に棲む生物によくない影響を与えているというのは、世界の多くの国で問題になっているようです。
BSのワールドニュースなどを見ていると、それがよく分かります。
日本でもその現状を十分に情報共有しあい、各方面で知恵を出していくことが必要なのでしょう。
この日は、この千代田区役所本庁舎にある千代田図書館に用があったのですが、この23階建てのビルの上層階には、総務省などの国の機関も入っているようです。
地下鉄九段下駅の近くにある九段会館。現在建替え中(一部保存)です。
九段会館は2・26事件(1936年)時に戒厳司令部が置かれ、事件の舞台の一つになった歴史的建造物です。