興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

会津・白河、湯と酒と人情を味わう旅 2

2019-11-21 | 散歩、時々旅

(前回よりつづく)

会津湯野上温泉「温泉民宿赤ひげ」は、ユニークで、明るい雰囲気の宿でした。

ご夫妻で切り盛りしているこの民宿は、奥さんがとても元気で明るい方でした。
夕食のときも、この日の10人ほどの泊り客にきめ細かく目をくばり、大きな声で話しかけていました。

上の写真は、われわれのグループのとなりの席です。
料理は山の幸を中心に、とても盛りだくさん。馬刺しもあり、希望者にはなんとシカ汁が出されました。

 

 



   

2日目、最初に行ったのは、「茅葺き屋根の駅」として有名な会津鉄道会津線の湯野上温泉駅。

駅舎を背景に若い人たちが、プロのモデルと思しき女性を撮影していました。三脚まで使って本格的です。
雑誌かPR誌用の写真でしょうか。

湯野上温泉郷は、有名な「大内宿」や「塔のへつり」にも近いのですが、われわれはすでに行ったことがあるので、今回は省略。次の目的地、白河市に向かいました。

 

 


 

途中、西郷村・甲子温泉(かしおんせん)の旅館大黒屋で、ふたたび日帰り入浴。

上の写真は本館から数十段階段を降りたところにある大黒屋の「大岩風呂」。広くて底の深い風呂です。
(手前側はほかの客がいて全景は写せなかった)

湯船の真ん中に、なでると子宝が授かるという「子宝石」が沈んでいました。
(上の写真には写っていません。もっとかなり手前)

白っぽい大きな石が、湯面の下に見えたので、わたしはこれから子宝がほしいわけではありませんが、湯の中をゆっくり歩いていって近づき、手をぐうっと伸ばして触り、なでてきました。  

 

 

   

途中の甲子高原からの眺望。前方に望めるのが白河方面のようです。

 

 



    

   

白河市に着いて、まだ昼前でしたが、白河ラーメンの店「海」で昼ご飯。

‘白河ラーメン’ はいわゆるご当地ラーメンの一つなのですね。しかもかなり有名な。知りませんでした。

わたしが食べたのはワンタンメン。太めの縮れ麺で、美味しかった。

 

 


   

市内の天恩皇徳寺には「小原庄助さん」のお墓があるとのことで、やってきました。
徳利にお猪口でふたをしたユニークな形のお墓です。

そばの案内板には、こんなことが書いてありました。

「会津塗師 久五郎(伝小原庄助)の墓。戒名は<米汁呑了信士>。   
 辞世の句『朝によし 昼になおよし晩によし 飯前飯後その間もよし』が墓石に刻まれている」

小原庄助さんは、大酒のみではあったけれども、きっと周りの人たちから愛されていたのでしょう。 お墓をつくった人たちの庄助さんに対する愛情と、諧謔精神が伝わってきます。

毎年、酒蔵巡り、湯宿巡りをくり返しているわれわれも、小原庄助さんの域を目指そうか。(お前だけでやれ、と言われそう)

 

 



 

このあとわれわれは、江戸中期の白河藩主、松平定信公が作庭し、領民に開放した日本最初の公園といわれる「南湖公園」を車から見て、そのまま小峰城跡へ。
(白河藩の小峰城は、1868年、戊辰戦争白河口の戦いで焼失した)

石垣の右端に見える城は、復元された三重櫓。ここにも上ってきました。

 

 



  

石垣がまるで西洋の城郭のよう。石積みもきれいで、お城自体きっと、堅固で美しい城だったのでしょう。

 

 

 


    

今回の旅で買ってきた酒。

右が「自然郷 大吟醸 無濾過原酒」(矢吹町、大木代吉本店)、左が「寿々乃井 特別純米 寿月ひやおろし」(天栄村、寿々乃井酒造店)です。 (本記事完)

*写真協力:Y.T.氏。

本記事の前半。
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