先日、梅雨の晴れ間に、わが家では梅干しを干した。今年の ‘干し初め’ である。
梅干しを干すには、時季がまだ早いんじゃない?
と思われるかもしれないが、梅雨のうちに一度干しておくとカビにくくなる、というのが家内の持論。
毎年梅雨のさなか、天気予報を注意深く見ながら、晴れて暑くなりそうな日をねらって、干してきた。
家内は梅一つ一つを漬け樽から取り出し、ザルに並べていく。やわらかい皮が破れないようにゆっくり、ていねいに扱わねばならない。
この日は幸い強い日照りの日だった。5時間ほど太陽にあて、また樽の梅酢のなかに一つ一つ慎重にもどした。
わが家でも梅干しを本格的に干すのは、梅雨が明けてからである。
わたしが自分でやるわけではないが、梅干し作りは気を遣い、手間のかかる作業だと思う。
おかげさまで、わが家では今年も美味しい梅干しに恵まれそうだ。