Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 5 ベン・ネビス~ネス湖

2024-06-18 15:48:55 | ヨーロッパ

5月21日 続き

朝食を終えたら9時に出発。
 深く切り込んだ入り江の向こうの半島を眺めながらフォート・ウィリアムの町を通り過ぎ、グレン・ネビス・ビジターセンターへ。

 
ここはイギリス最高峰、ベン・ネビス(1,344m)への登山口にあり、中にはショップもあって充実している。ここの案内所でハイキングルートを聞いてみると、自動車道のどん詰まりから歩いて行ける滝があるというのでそこを目指すことにする。

ビジターセンターから左に折れてずっと行くと道はどんどん狭くなって、途中にいくつも駐車場があるがまだどん詰まりではない。いよいよ狭くなったあたりで同じく滝を探しているアジア人の女の子を拾うと、偶然にも同行者と同じシンガポール人。が、まだ道は続いている、と疑心暗鬼に先へ進むと
 
なるほどどん詰まりにたくさんの車が停まっていた。
 
この先に目指すSteallの滝があるらしいので、ここからハイキング開始。
 
道は途中に岩がゴロゴロしている所もあるがよく整備されていて、右手には深い渓谷も見える。

しばらく木立の中、緩やかな上りを行くとやがて開けた野原に出て
 
先になるほど滝が見えてきた。
 
途中には川が流れているが、靴を濡らしながら石伝いにこれを渡って
 滝の下に到着。滝つぼまでは見えなかったが、気持ちいい~。

野原にはブルーベルやワタスゲがいっぱい、プリムラなども咲いていて、今日は天気がよくて本当に良かった。

往復2時間10分で駐車場まで戻り、ビジターセンターに戻る途中でちょっと写真ストップ。
 これがベン・ネビスのはず、だが、一番高い所はここからは見えないようだ。

ビジターセンターでトイレを借りて一休み。
 いただいたのはスコットランドの国民飲料らしい「アイアン・ブルー」。中身の色も缶と同じオレンジ色だが、炭酸入りでコカ・コーラよりはちょっと甘みが少ない感じだろうか、オレンジの味がするわけではない。まずくはないが、元々甘い炭酸はめったに飲まないので、一度飲めばもういいや。

この後はフォート・ウィリアムの駅でシンガポール人の女の子を下ろして、インヴァネス方面へ道を取る。
途中、見晴らしのいい所に第二次大戦時にここで訓練をしたというコマンドーたちの銅像があり
 ここから見える右手の山がベン・ネビスだ。

さらに北上して行くと右手にはずっと細長いネス湖が見えてくる。
 が次第に空が曇って来て、ネス湖は恐竜でも見えないとあまり面白くない。

やがて湖畔に見えてくるのはアーカート城。
 
13世紀に築かれた城で中に入ることもできるが、どうせ廃墟だし、と駐車場から写真だけ撮り、それよりお茶がしたいと係員に聞くと、この先の村にいいカフェがある、と親切に教えてくれた。

 
車で10分ほど行くとなるほど道沿いにかわいいカフェや土産物屋が並んで、大きな駐車場にはなかなか充実したインフォメーションセンターもある。
 
その名もNess Deliでリンゴのマフィンを食べて
 土産物を物色。
中の一軒で「蛍の光」が流れていたので思わず「もう閉店するの?」と聞くと、「スコットランドの歌を流しているだけだよ」と不思議そうに言うので「日本では店を閉める時に流す」と言うと「初めて聞いた」と喜んでいた。


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コメント (2)
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