Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東京でエスニック4題

2022-05-30 12:11:16 | 食べ歩き

最近都内に出かける用事が増えて、出たら普段は食べられないエスニックに走ってしまう。

まずは新宿は初台のウイグル料理、「シルクロード・タリム」
 こちら、火水木だけランチをやっているのだが、やっとその曜日に来ることができた。
 
で注文するのはもちろんラグメン。モチモチ手打ち麺にピリ辛の具が乗って、やっぱりうまい~。ランチにはスープも付く。

同じく新宿、駅上のルミネ7階にあるのがインドネシア料理の「Plataran Resort & Restaurant」
 レストラン街にあるいかにも女の子受けしそうなカフェ風だけれど
 意外、と言っては申し訳ないが、ナシゴレンの脇に付いてきたチキンがハーブがよく効いておいしく、カラフルなサラダもたっぷり。
フロアの女の子のサービスもとても気持ちよく、ここはまた使わせてもらおう。

五反田に移動してやってきたのは中南米食品を扱う「キョウダイマーケット」
 1階は「洋服の青山」だけれど、2階にはブラジル領事館、6階のこのスーパーのお向かいにはペルー総領事館が入るというディープなビル。

中南米はアルゼンチンにしか行ったことがないので食材にもなじみがないが、一応お目当てはあった。
それはお肉の入ったパイ、エンパナーダ。冷凍もあるけれど調理済みもあって、大きいので食べ応え十分。
 
もう一つ期待していたのはアルファホーレ。するとここにはペルークッキーという説明付きの日本で作られたものが売られていて、アルゼンチンのように全体をチョコレートがけしていないが、中にはドゥルセ・デ・レチェが挟まれてクッキーはホロホロ。
 気に入ったのでまた別の日に買いに行くと今度はミニサイズ。
ドゥルセ・デ・レチェも買ってしまった。

同じ五反田の駅を挟んだ反対側にあるのは「東京豆漿生活」
 
豆漿とは中国の豆乳のことで、こちらでは台湾で大好きな鹹豆漿が食べられるというので行ったみたのだが
 
おお、これは確かに鹹豆漿。ちょっとこぶりだし、少しおとなしい味だがいかにも台湾の朝食。

さらにこちらでは台湾式のパイ類が売られていて、
 お肉の他に切り干し大根入りやニラ・春雨入り、特にピーナッツ入りがめちゃうま!

東京はいろいろ食べられてうれしいけれど、やっぱり早くお外に出たい~。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界の地元メシ図鑑

2022-05-28 14:25:41 | 雑談

フェイスブックに「食べるぞ!世界の地元メシ」というグループがある。

元海外旅行添乗員で作家の岡崎大五氏が2021年1月に立ち上げたグループなのだが、旅行好きが外に出られなくなって1年以上、みんなフラストレーションが溜まっていたのだろう、世界中で経験した基本ごく庶民的な食べ物の話が次々に投稿されて実に面白いグループになった。

自分も何回か投稿させていただいたのだが、このフェイスブック・ページが今回「地球の歩き方」の1冊として書籍化され、投稿した記事の一つが掲載されたということでお礼として本が送られてきた。

 取り上げてもらったのは台湾のライチ狩りの話。
222本の1つに選んでいただけたとは、光栄の至り。

初めは限られたメンバーの小さなグループだったものが今では参加者47,000人だそうで、その分ディープさはいささか減ってしまったものの、旅先で出会った知らないものについて投稿、質問するとたちまちどなたかが答えてくれるところがすごい。

旅好きはそろそろ動き始めた今日この頃、これからは旅の思い出ばかりではなく新しい話題も増えてくるだろう。
旅立ち前の予習として、ご一読あれ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 7 トキの森公園

2022-05-22 12:34:23 | 国内旅行

5月3日 続き

 宿根木を出たら青くきれいな真野湾を離れ、また島を横断する。
 するとガイド氏が田んぼの上を飛ぶトキを発見。
遠いのでちらりと羽の裏の朱鷺色が見えただけだが、実は妙宣寺でもカラスがつぶれたような鳴き声が聞こえていて、現在は野生で500羽ぐらいいるらしい。

両津の近くまで戻り、やってきたのはトキの森公園。
 
まずは資料展示室に入ると最後の純日本産トキだったキンちゃんの剥製が。
 
園内にはキンのための石碑まである。

 
資料室の外には繁殖のためのケージがたくさんあるが、遠すぎてトキの姿は良く見えず。
そのため抱卵中の姿をライブで流している。

 
花壇の石や牛乳のパッケージまでトキ押しの園内を歩き、次はトキふれあいプラザという施設へ。
 
中の広いケージは自然環境に近く設えられ、ここにつがいが一組だけいて
 
一羽が巣で抱卵しているのを見ているともう一羽がやってきて選手交代。
 
一羽は木の上から降りてすぐ近くまで来てくれた。
繁殖期のトキは体から出る黒い粉を上半身に塗るので半分灰色。繁殖期が終わると白くなるのだが、オスとメスの外観上の違いはほとんどないのだそうだ。

トキを近くで見られて満足して、これで佐渡の観光は終了。
 
ここで4日間お世話になったガイド氏とはお別れ。

時間がたっぷりあるのでターミナル内の食堂でお昼。
 
と言っても選択肢はあまりなくて、海草そばをいただく。

このターミナル内は食堂よりもお土産売り場が充実しているので最後の買い物をして
  
 ジェットフォイルに乗り込むとこの日はほぼ満席。
帰路も穏やかな海で無事に新潟港に到着、ここでツアーは解散した。

佐渡の戦利品はいつも通り消え物一色。
 
金山では小判(のチョコ)を購入。農産物直売所で買った「かきリン」は半生の干し柿でかなりいける。 ターミナルでクロモジのお茶や柿餅を買って
 新潟の駅でも時間があったのでおやつを物色。
駅ビルCoCoLoで買った生キャラメルとチョコレートの羊羹がおいしくておすすめ。

大きな佐渡島をほぼ一周できて、今回の旅は充実していた。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 6 南部観光

2022-05-20 12:19:34 | 国内旅行

5月3日

今日も朝から快晴。

やっと海がきれいな青に見える。

早朝5時からもう結構な数の入浴客でにぎわう温泉に入り、レストランで朝食。
 
例によってビニール手袋をして取り分けるビュッフェだけれど、佐渡の郷土料理がちょっとある。
いごねりは福岡のおきゅうとに似た海草を固めたもの。甘口醤油であえてあるので食べやすい。アラメもちょっと硬くて歯ごたえのある海草だ。

8時にホテルを出発して、今日は島の南部の観光。
まずやってきたのは大膳神社。
 
小さな村社でお社もごく地味なものだが
 
とても立派な茅葺きの能舞台があって、今でも地元の人たちによって薪能が上演されているとか。
佐渡は世阿弥が流された所だけれど、ここでお能が発達したのは江戸時代の佐渡奉行などが能好きだったためらしい。

ガイド氏の説明を聞きながらそばにあったの石碑の縁起を読んでいると、なんとここには日野資朝が祀られているとある。日野資朝とは後醍醐天皇に仕えて鎌倉幕府に対するクーデターをたくらみ、露見して佐渡に流され、ここで処刑されてしまった公家。ここに来る直前に吉川英治の「私本太平記」を読み終わったばかりだったので思わず興奮。

次にはすぐそばの妙宣寺へ。
  

こちらはやはりこの島に流された日蓮ゆかりの寺で、立派な五重塔があるのだが
 ここには日野資朝の墓があり、そのすぐ脇に父親に会いに来た息子が隠れたとされる穴がある。ほんの少し前まで日野資朝の名前も知らなかったが、これもご縁と手を合わせておいた。

ちなみに日蓮の方は、ガイド氏によると理屈っぽくて島では不人気だったらしい。そのためか今でもこの島に日蓮宗のお寺は少ないとか。

この後は柿の木畑の中を通って島の西南端の宿根木へ。
 
今日は海も穏やかで、このエリア名物のたらい舟も今日なら大丈夫そう。

しかし我々の目的はたらい舟ではなく、風除けの向こうの宿根木集落の見学。
  
  
狭い路地が何本も走る両側に板壁の家が密集しているのだが、この集落は今も現役、つまりほとんどの家は実際に人が生活しているので、洗濯物が干してあったり、素敵な郵便受けがあったりする。
  
  
 
統一感のある集落は美しく
 
一番奥にあるお寺の境内も苔むしてとてもいい。

  
普通は漆喰壁が見える蔵もここでは板壁に囲われていて、これは潮風から壁を守るためらしいが、
 大膳神社の蔵も板壁になっていた。

宿根木は元々船大工や廻船主が多く住む集落で、舟板を無駄にしないためにこのような板壁になったとのことだが、佐渡を回ると他のもっと新しい家々も外壁がほとんど板壁になっている。
 
これも海辺の生活のためだろうか。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 5 北部観光

2022-05-19 12:45:33 | 国内旅行

5月2日 続き

ハイキングを終え、島の東岸、内海府に出た所で海を見ながら遅い昼食。
 
もう2時を回っているのでおにぎり2個をあっという間に完食。
 海の向こうにうっすらと本土が見える。

海沿いをずっと北に向かうが特に見るものもなく、島の北端を回った所に現れるのが大野亀という一枚岩。
 
ここでまたドローンが活躍。この周辺はもうしばらくすると一面にキスゲが咲くのだそうだ。
 このあたり小さな島がたくさんあって、とてもきれいな海水浴場なのだそうだが午後は残念ながら曇ってしまった。

島の西岸は外海府。海府大橋は歩いて渡り、佐渡で一番の高さという欄干から下をのぞき込むと
  
 
眼下に大ザレの滝が見える。上から覗いたのではよくわからないが、ドローンを飛ばせば落差100mの迫力がやっとわかる。添乗員氏も今日は3回も愛機を飛ばせて満足そうだ。

さらに行くと山側から波の音が聞こえるという岩があるが
 
「波の音、聞こえるでしょ?」(確かに海から反響して聞こえる)で滞在1分、すぐ出発。

というのもガイド氏はここに寄りたかったから。
 
こちらの郵便局にはガイド氏が撮影した花の写真の切手があって、これをお土産に買ってもらおうというわけ。
自分は切手ではなくフチ子さんを買ってしまったけれど、今日は売上が上がって郵便局長もうれしそう。

そんな寄り道もしていたので本日の宿泊地、相川のホテル大佐渡に到着したのは18時。
 
最近自分では選ぶことの少ない大型ホテルだけれど
 なんとも昭和なネーミングについ笑ってしまう。

 
一人で使う10畳の部屋の前面は海。

すぐに向かった大浴場は大佐渡温泉。浴室の写真はHPから。
 
露天の目の前が海で景色はいいけれど、循環ろ過に塩素の匂いもするのは大型ホテルではしかたないか。
 
スリッパに名前を書いたシールを貼るようになっているのは初めて見たがいいアイデア。
湯上りどころのクロモジの入った冷たいお茶もおいしかった。

 汗を流してさっぱりした所で食事処へ。
 
蟹が一杯丸ごと付くがほじるのが面倒で蟹味噌とハサミだけ食べるという横着をし、 
 
それよりイカのごろ焼きというのがおいしくて
 でも一番おいしかったのはおけさ柿だったかも。

食後には民謡ショーやピアノコンサートもあったらしいが、すぐに寝てしまった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 4 マトネ~アオネバ登山口

2022-05-17 16:15:39 | 国内旅行

5月2日

朝、目を覚ますと期待通りの快晴。

両津湾と両津の町、加茂湖も今日はよく見える。

 
朝食をいただき、ロッジの写真をSNSに上げたらご褒美にコースターをゲット。
 道祖神(?)に見守られて8時にロッジを出発する。

 
初めは昨日も歩いた車道を1キロほど歩き、金北山縦走路の入り口へ。しばらくは平坦な道が続き
 
道の脇にはアラゲヒョウタンボクやカタクリがたくさん咲いているが、まだ朝早くて花が開いていない。
 
こごみやもう大きくなってしまったフキノトウもいっぱい。この辺り、もう採る人もいないほど山菜の宝庫なのだそうだ。

 
アオネバ十字路に着いたらマトネへの登りにかかる。この辺りから花がたくさん現れて皆さんの脚が遅くなる。あまりにも遅くて、もっときれいに咲いている所があるのに、と業を煮やしたガイドさんから「この先、マトネの頂上に着くまでは写真撮影禁止」のお達しが出てしまった。

 そんなわけで、本来であれば1時間で着くはずのマトネに着いたのは10時。

しかしここからは両津とは反対側の海も見えて気持ちいい~。
 ここでS社の添乗員氏の新兵器、ドローンが登場。本人の趣味で私物だそうだが
 
おかげでこんないい記念写真に金北山の縦走路写真、ビデオまでいただけた。

下りにかかったら花の写真OKのお許しも出た。
 
カタクリもようやく開き始め
 
水辺にはザゼンソウ、珍しいというサンカヨウも一輪だけかろうじて花が見えた。
 
たくさん咲いているのはキクザキイチゲ、かわいいユキワリソウは白とピンクがある。

  
大きな花で目立つシラネアオイも最初は感動していたけれど
 
アオネバ十字路まで戻り、さらに下りにかかるとあまりにもたくさん咲いているので不感症になってしまう(笑)。
しかし昨日の雨でぬかるんだ道に気を付けながらどんどん下るとカタクリやシラネアオイ、キクザキイチゲは見えなくなり
  代わりにたくさん見えてくるのはニリンソウ。

 
花が咲くまで15年かかるというエンレイソウもよく見るとかわいく
  標高が下がるにつれて開いてくるヒトリシズカ。
 
ユリワサビにたくさんの種類がありそうなスミレ。
 
ヤマトグサは地味でガイドさんに教えてもらわなければ気が付かないが牧野富太郎博士が名付けたという珍しい花。
とても小さいけれど可愛い花はズダヤクシュと言って喘息に効くのだそうだ。

気が付けば木に咲く花もかわいくて
 
ナニワズにアオキ
 
高級な爪楊枝に使われるクロモジの花はなぜか房のまま落ちてくる。

 
だいぶ降りてきたと思ったらオオイワカガミの群落が見えてきて
 小川をこわごわ渡ったら
 
終点のアオネバ登山口にバスが待っていてくれた。
ここまで標高差640mをひたすら降りてきたわけだが、本来は登りだったはずなので逆になって助かった!
ロッジを出発してから6時間もかけて、「のんびりフラワーハイキング」のタイトルに偽りなしで大満足。

というわけでたくさん撮った花の写真をさらにこちらで。



佐渡固有の花というのは特にないようだけれど、たくさんの種類の春の花が見られて楽しかった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 3 ドンデン高原ロッジ

2022-05-14 16:41:23 | 国内旅行

5月1日

本日の予定は標高296mのアオネバ登山口から937mのマトネまでハイキング、の予定だったが、天気予報の通り朝から雨。
そこでS社にしてはものすごく遅い9時にホテルを出発して、まっすぐ宿泊地のドンデン高原ロッジまで車で向かった。

 
ロッジの標高は890m。正面のテラスからは両津湾がきれいに見えるはずだが
 到着時は海と陸がかろうじてわかる程度。これもやがて雲にすっぽり隠れてしまった。

10時に到着したが宿泊する部屋には15時にならないと入れないのでプラネタリウム室をお借りする。
 
雨がやまないのでガイド氏がミニコンサートのサービス。弾いているのはアメリカン・マンドリンだそうで、得意はブルーグラス。この方、佐渡観光では顔のようでサービス精神も旺盛、多趣味多芸で親切だが、コンサートが1時間も続いてまだ弾きたそうだったのはちと長かった。

 昼のおにぎり弁当もここで食べたが、雨はまだ続いている。

そこで雨具をしっかり着込んで、ロッジ周辺の軽いハイキングに出発することになる。
 
ロッジすぐ脇に尻立山への入り口があるが、残雪がまだ残っている。ロッジが開業したのもわずか10日前。

 尾根に出ると視界が開けて
 

天気が良ければ目の前に金北山がある、はず。

 
標高940mの尻立山のてっぺんは風が吹いて寒いのですぐに下りて
 
少し行くとかわいらしいドンデン池。

 その向こうの避難小屋でちょっと休憩。
 
2階に宿泊場所もある小屋の中はとてもきれいだ。

小屋を出て、来たのとは違う方向へハイキング続行。
 
途中にはカタクリや雪割草の花がたくさん見えるけれど、雨では花びらを開いてくれない。

 
水の流れる沢でようやくきれいに咲くミズバショウが見られた。

 
残雪を乗り越えたら車道を1.5㎞歩いて、2時間のハイキング終了。

チェックインさせてもらうと部屋には二段ベッドが2つ。が、これを二人で贅沢に使わせていただく。
 
浴衣やタオルも用意されていて、きれいな浴室のバスタブは3人は一緒に入れるほどの大きさ。 
 
湯上りにはソフトクリームもいただける。

食事は1階の食堂でビュッフェ形式。
 
味は良いけれど、お客さんが多いからと遅いスタートにしたらちょっと冷めてしまっていたのは残念。

夜には雨も止んで星も少し見えた。花は翌日に期待。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 2 たびのホテル佐渡

2022-05-10 17:25:59 | 国内旅行

4月30日 続き

金山の見学を終えたら来た道を戻る。

 田んぼの向こうに見えるのは佐渡で一番高い金北山。

島のくびれの真ん中、金井地区と言う所に今夜の宿がある。
 たびのホテル佐渡
 
ビジネスホテルに分類されるだろうがまだできてから4年と新しく、チェックインしてくれたお姉さんがてきぱきととても気持ちいい。近所の飲食店マップや健康チェックシートと一緒にドリップコーヒーを渡されたのは気が利いている。

ホテルのお向かいにはスーパーがあるので、夕食前にちょっと覗きに行ってみた。
 
このスーパーの右側は「よらんか舎」という農産物直売所になっていて、野菜や生花はもちろん
 
佐渡産コシヒカリに新潟自慢のおけさ柿は干し柿にフリーズドライ、冷凍物までいっぱい。
 笹団子用の粉に笹、結ぶためのイグサまで売っているとは、さすが新潟。

 夕食はホテルから徒歩10分ほどの料理屋さんで。
 
最初に出された小鉢の真ん中はヒラメの子の沖漬けと珍しく、お造りは鱒が特においしい。
 
アツアツの真フグの唐揚げがホクホク、山菜天ぷらも揚げたて。
 赤カレイの焼き物まで、さすが佐渡の海産物うまし。

 
翌朝の朝食は宿1階の食事処で定食形式になっていたけれどなかなか充実した内容で、たびのホテル佐渡、よかった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の佐渡 1 佐渡金山

2022-05-09 14:39:46 | 国内旅行

ここしばらくご無沙汰していたGW中の旅行、今年はおなじみS社が今まで行きたいと思いつつ行けずにいた佐渡のツアーを出したので参加することにした。
S社利用は図らずも壱岐・対馬、利尻・礼文に続いてまた島旅になってしまったが、交通手段の限られる島ではツアーが効率的なのだ。

2022年4月30日~5月3日 花の佐渡島のんびりフラワーハイキングと佐渡周遊の旅

4月30日

 出発は初めてホームの「0km 」表示に気づいた東京駅から上越新幹線で。
これまでガラガラだった新幹線もさすがに今日は指定席が7,8割は埋まっている。

 2時間で到着した新潟駅の工事は去年の12月からはだいぶ進んだ様子。
 
万代口のバス乗り場から新潟港の佐渡汽船ターミナルまではバスで15分。

ここでS社ご一行様10名+添乗員と合流。
  
 
ジェットフォイルの2階席を指定されたが、これも7割近くは席が埋まった。

定刻の12:55に新潟港を出発。
 
すぐにカーフェリーを追い越すジェットフォイルは早くて揺れもほとんどないが、甲板に出て海風に当たれないのがちょっと寂しい。

本日のお昼は船内で新潟駅のポン酒館で買ってきたバカタレおにぎり。
 新潟のタレカツが乗ったおにぎりはちょっとしょっぱめだけれどカツがおいしい。

 
新潟港からも島影が見えていた佐渡の両津港には67分で到着。
 現地ガイド氏に迎えられ、一人二席の贅沢なバスに乗り込む。

両津からはZ型をした佐渡島の真ん中を突っ切って反対側の真野湾へ。
 
途中は水田が広がり、ここは朱鷺の出没ポイントだと言うがそろそろ田植えが始まって人がいるので今日は姿は見えず。

やがて本日最初の目的地、佐渡金山に近づくと真っ二つに割れた山が見えてきた。
 これは江戸初期に金鉱脈を路頭掘りした跡の「道遊の割戸」。
「割戸」は人の手で掘れば「わりと」、自然にできれば「われと」と読む、とガイド氏はこだわりまくる。

 金山の入り口に来ると駐車場はいっぱい、大型観光バスも4,5台停まっていて、これも世界遺産候補になったおかげか、コロナ以来の人出だとガイド氏と運転手氏は大喜び。

 掘られまくった金山の地図を眺めたら中へ。 
  
 
坑道の中は観光地らしく整備され、詳しい説明書きや人形がいっぱい。
同じ鉱夫でも専門技術を持った者は当然優遇され、技術のない者は水汲みなどつらい仕事に着くことになる。
佐渡と言えば罪人の流刑地のイメージだが、この金山で過酷な仕事をさせられたのは江戸の無宿人(浮浪者)たちで、必ずしも罪人ではなかったらしい。

と、ここまで見てきたのは宗太夫抗。あら、もう終わりなの、と外に出ると道はそのまま資料館につながっている。
  
 
この資料館の展示はなかなか凝っていて、坑道の断面図はアリの巣穴みたい。
作業工程のミニチュアもよくできていて
  
  
 鉱山には女子供もたくさん働いていたらしい。

江戸時代の大判小判の展示もあるが、本物は小判一枚と一分金一つだけ。
  
 しかしここでの一番人気は小さな穴から時価1億円の金の延べ棒を取り出すゲーム。時間内に出さなければならないが穴が小さく、延べ棒が重いのでかなり難しいらしい。また成功しても延べ棒がもらえるわけではない。

階下に降りれば出口の前にはお土産屋さんがあって
 
金はこちらでお買い求めください。

 金山を出た後は佐渡奉行所の前を通り

北沢選鉱場跡へ。これも金山の一部だが、こちらは1940年代に作られたもの。廃業してからはゴルフ練習場に使われたりしていたものを世界遺産になりそうというのであわてて整備したらしい。
 その横にあるシックナーという施設の前にはプールも作られていたとか。

佐渡金山は世界遺産になった石見銀山に比べてずっと観光地化されているが、こうなると石見の方が本物っぽく見えるから皮肉なものだ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インド・ミステリー読み比べ

2022-05-07 12:02:45 | 雑談

最近、続けざまにインドを舞台にしたミステリー小説を読んだ。

まず1冊目
 「ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち」 The Widows of Malabar Hill

舞台はタイトルにある通り、1919年のボンベイ。主人公はオックスフォード卒でインド初の女性事務弁護士。本人はインドでも少数派のパールシー、つまりゾロアスター教徒で、イスラム教徒の家で起こった殺人事件に関係して3人の未亡人たちと絡むことになるのがみそ。
主人公は開明的な家の出身ながら結婚に失敗していて、その背景が殺人事件の展開と交互に明かされる仕組み。
家から一歩も出られず、男性との接触も一切できないムスリムの未亡人たちの描写も含め、100年前のインド女性の状況が本筋のいささか他愛ないミステリーより興味深い。

2冊目は英語版を読んでから翻訳が出ていると知ったこちら。
  「カルカッタの殺人」 A Rising Man

こちらは同じ1919年ながら東のカルカッタが舞台。主人公はイギリスからインドに赴任したばかりの警察官で、インド人の部下を使いながらイギリス支配下のインドで白人の殺人事件を解決しようと奮闘する。
ミステリーとしてはこちらの方が本格的ながら、やはり独立運動が盛んになりつつある背景や少数のイギリス人による支配の論理などに興味が行く。

前者の作者はインド系とドイツ系の両親の元、イギリスで生まれてアメリカで育った国際人の女性作家。
後者はスコットランド生まれで会計士をしていたインド系イギリス人。
どちらもインドにルーツを持ちながら西洋人の目で100年前、独立以前のインドを描いているのが面白く、インド人はこれらの本をどう評価するのだろう。

どちらもシリーズ化されているようなので、特にカルカッタの方はまた読んでみよう。
こちら、ちょっと訳ありのイギリス人警部と、ケンブリッジ出のお坊ちゃんインド人部長刑事のチームがいかにもBBCのTVドラマになりそうで面白いのだ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする