今日も朝から雨が降って天気が悪い。
午前中はホテルでおとなしく仕事をしていたが、午後になって雨も上がったのでフラフラ表に出る。
トラムに乗って向かったのはセントラルのフェリー乗り場。
たまには九龍サイドに渡ろうと言うわけだが、フェリー乗り場周辺は現在再開発中で工事だらけ。
フェリー乗り場だけが他の動線から切り離されたようになっていてちょっと寂しい。
しかしフェリーはいつもの通り、待つ間もなくやってきて
地元民も観光客もせわしなく乗り込んで固いベンチに腰を落ち着ける。
このフェリーの乗組員は昔ながらのセーラー服がかわいい。みんなおっさんだけど。
さてわざわざ九龍サイドまでやってきたのはガイドブックで見てどうしても食べてみたいものがあったから。
まずは尖沙咀の「鶏記」で揚げたイカ団子ののった汁なし麺。
揚げたての団子があつあつでおいしいが、甘い醤油だれの麺はまあ予想通りの味。遠出をするほどではないかも。
ここから腹ごなしにネイザン・ロードを北上する。しばらくぶりに来てみたらこのあたり、なんだかやたらにインド・パキスタン系の人が増えた。3,4人の組になって外人に「いま何時?」と声をかける。ここで腕時計を見ると、「ローレックスなんて興味ない?」なるほど最近のニセ・ブランドはこうして売るのか。
2駅歩いて油麻地。ここの天后廟の横にある「源記渣搾」という甘味屋さんがお目当ての2軒目。
そっけないほどシンプルな店の片側に鍋があり、隣の大きな冷蔵ケースにはプリンなどの丼が入っているが、来る客、来る客、全員頼むのが「渣搾」。
渣搾(ジャージャ)というのはどうもマレーシアのチャチャから来ているようで、小豆、緑豆、金時豆、ひよこ豆などに芋やココナッツも入ったお汁粉。これが淡い甘さにほっこりよく炊けていておいし~。日本のお汁粉ほど甘くないので豆の味がよく分かる。これは海を渡ってくる甲斐があった。
すっかりお腹が膨れたところで隣の天后廟をのぞいてみると、ここはおやじというよりじじいワールド。
あちこちに集団ができているのは将棋を覗き込むおやじ達。平和だ。
九龍での目的は果たしたので地下鉄に乗ってセントラルに戻る。
地上に出て次に向かったのはミッドレベル・エスカレーター。
これも香港島の名物だが今まで乗る機会がなかった。
下のビジネス街から山の上のアパートまで住民を運ぶためのものだが、これに乗るといかに急傾斜の山肌に町が広がっているかがよく分かる。
途中何度も乗り換えながら上へ上がって行くと途中にはどローカルな市場あり、外人のためのレストラン街あり。
山の上の方にはモスクまであって、さすが国際都市、香港。
エスカレーターの終点まで乗ってそこにアパート以外何もないのを確かめたら今度は降りなければならない。
エスカレーターは朝以外はのぼりだけなので、帰りは階段。
てくてく下まで降りて、今日もいい足の運動になった。
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午前中はホテルでおとなしく仕事をしていたが、午後になって雨も上がったのでフラフラ表に出る。
トラムに乗って向かったのはセントラルのフェリー乗り場。
たまには九龍サイドに渡ろうと言うわけだが、フェリー乗り場周辺は現在再開発中で工事だらけ。
フェリー乗り場だけが他の動線から切り離されたようになっていてちょっと寂しい。
しかしフェリーはいつもの通り、待つ間もなくやってきて
地元民も観光客もせわしなく乗り込んで固いベンチに腰を落ち着ける。
このフェリーの乗組員は昔ながらのセーラー服がかわいい。みんなおっさんだけど。
さてわざわざ九龍サイドまでやってきたのはガイドブックで見てどうしても食べてみたいものがあったから。
まずは尖沙咀の「鶏記」で揚げたイカ団子ののった汁なし麺。
揚げたての団子があつあつでおいしいが、甘い醤油だれの麺はまあ予想通りの味。遠出をするほどではないかも。
ここから腹ごなしにネイザン・ロードを北上する。しばらくぶりに来てみたらこのあたり、なんだかやたらにインド・パキスタン系の人が増えた。3,4人の組になって外人に「いま何時?」と声をかける。ここで腕時計を見ると、「ローレックスなんて興味ない?」なるほど最近のニセ・ブランドはこうして売るのか。
2駅歩いて油麻地。ここの天后廟の横にある「源記渣搾」という甘味屋さんがお目当ての2軒目。
そっけないほどシンプルな店の片側に鍋があり、隣の大きな冷蔵ケースにはプリンなどの丼が入っているが、来る客、来る客、全員頼むのが「渣搾」。
渣搾(ジャージャ)というのはどうもマレーシアのチャチャから来ているようで、小豆、緑豆、金時豆、ひよこ豆などに芋やココナッツも入ったお汁粉。これが淡い甘さにほっこりよく炊けていておいし~。日本のお汁粉ほど甘くないので豆の味がよく分かる。これは海を渡ってくる甲斐があった。
すっかりお腹が膨れたところで隣の天后廟をのぞいてみると、ここはおやじというよりじじいワールド。
あちこちに集団ができているのは将棋を覗き込むおやじ達。平和だ。
九龍での目的は果たしたので地下鉄に乗ってセントラルに戻る。
地上に出て次に向かったのはミッドレベル・エスカレーター。
これも香港島の名物だが今まで乗る機会がなかった。
下のビジネス街から山の上のアパートまで住民を運ぶためのものだが、これに乗るといかに急傾斜の山肌に町が広がっているかがよく分かる。
途中何度も乗り換えながら上へ上がって行くと途中にはどローカルな市場あり、外人のためのレストラン街あり。
山の上の方にはモスクまであって、さすが国際都市、香港。
エスカレーターの終点まで乗ってそこにアパート以外何もないのを確かめたら今度は降りなければならない。
エスカレーターは朝以外はのぼりだけなので、帰りは階段。
てくてく下まで降りて、今日もいい足の運動になった。
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連日中華の食べすぎで体が重いので、前々から行きたいと思っていたハイキングにでかけた。
ビルだらけの印象が強い香港だが、ビルが密集しているのはごく限られたエリア。周りは亜熱帯の緑に囲まれ、ここによく整備されたハイキング・コースがメジャーな長距離のものだけでも4本、それぞれ全長50キロから100キロもある。
今回行ったのはその中の香港トレイル、ビクトリア・ピークから始まるコースのいきなりしっぽ部分、最後尾10キロ弱を歩いた。
まずは地下鉄の筲箕湾駅前から石澳行きのミニバスに乗り込む。
このバスで15分、香港島を縦断して南側の海岸線、土地湾のバス停で下車。
地図と非常電話、トイレのあるここからハイキング・コースに入る。ちなみにこのコースにあるトイレ、水洗でちゃんとペーパーまで備わっている。
コースの要所要所には距離と所要時間の入った道標があり、さらに500メートルごとに始発点から番号のふられた標識がある。これが順番に見つかればコース通り歩いているしるし。実に分かりやすくて親切だ。
歩き始めは階段が続く。どんどん上がって行くと入り江の対岸のしゃれたアパート、さらにその向こうにスタンレーが見える。今日はあいにくの曇り空、低い雲がどんどん降りてくる。
温度も湿度も高いのですぐに汗だく。タオルをびしょびしょにしながら登るうち石澳山の尾根に出た。
低い潅木の間を行くこの尾根道が「龍の背」。
この左右に素晴らしい海岸の景色が見えるはずなのだが、
右も左も霧に隠れて真っ白。
今日は景色より体重を落としにきたのだから、と自分をなぐさめつつ、でもやっぱり残念。
やがて道は下りになり、しばらく降りるとT字路に出る。
この先はずっと平坦な林の中の道。鳥の声がひびくだけで、平日では他に歩いている人もほとんどいない。
やがて舗装された林道につきあたり、これを右に行くと香港島の東海岸に出る。
しかしこの見晴台からも見えるのは霧だけ。
さらに行くと道はまた林の中の下りになる。
そしてたどりつく最終100番の標識。しかしコースの最後はいきなり人家の間に出てしまってちょっと味気ない。
路地を抜け、来し方を振り返れば山はすっぽり雲の中。
ここまで8キロ、2時間半。その間に会った人間は8人だけだった。
せっかく東海岸に出たので大浪湾のビーチに出てみる。
名前の通り大波が来るのでサーフィンのメッカだと言うこのビーチも、今日は天気は悪いが波はなく、岩場で猫が遊んでいるだけ。
ここからさらに自動車道をたどって石澳まで歩く。
この道沿いには
奥の家も見えない立派な門あり
ゴルフコースあり。
香港のお金持ちはこういうところに家を構えるらしい。
やがてたどり着いた石澳の町は
海辺らしくカラフルな家がせせこましくくっついて建つ小さな漁村。
ここからまたミニバスで筲箕湾まで戻り、大好きなトラムに乗ってホテルに戻る。
一日緑と霧の中を歩いて気持ちよかったが、カロリーはさほど消費していないような、と体重計に乗ってみると、なんと出発前と1グラムも変わっていない。
10キロ歩いたカロリーも、帰りに食べたこの↓楊子甘露でちゃらか。
こんな本まで買っちゃったことだし、これはまた歩きに行かなければなるまい。
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ビルだらけの印象が強い香港だが、ビルが密集しているのはごく限られたエリア。周りは亜熱帯の緑に囲まれ、ここによく整備されたハイキング・コースがメジャーな長距離のものだけでも4本、それぞれ全長50キロから100キロもある。
今回行ったのはその中の香港トレイル、ビクトリア・ピークから始まるコースのいきなりしっぽ部分、最後尾10キロ弱を歩いた。
まずは地下鉄の筲箕湾駅前から石澳行きのミニバスに乗り込む。
このバスで15分、香港島を縦断して南側の海岸線、土地湾のバス停で下車。
地図と非常電話、トイレのあるここからハイキング・コースに入る。ちなみにこのコースにあるトイレ、水洗でちゃんとペーパーまで備わっている。
コースの要所要所には距離と所要時間の入った道標があり、さらに500メートルごとに始発点から番号のふられた標識がある。これが順番に見つかればコース通り歩いているしるし。実に分かりやすくて親切だ。
歩き始めは階段が続く。どんどん上がって行くと入り江の対岸のしゃれたアパート、さらにその向こうにスタンレーが見える。今日はあいにくの曇り空、低い雲がどんどん降りてくる。
温度も湿度も高いのですぐに汗だく。タオルをびしょびしょにしながら登るうち石澳山の尾根に出た。
低い潅木の間を行くこの尾根道が「龍の背」。
この左右に素晴らしい海岸の景色が見えるはずなのだが、
右も左も霧に隠れて真っ白。
今日は景色より体重を落としにきたのだから、と自分をなぐさめつつ、でもやっぱり残念。
やがて道は下りになり、しばらく降りるとT字路に出る。
この先はずっと平坦な林の中の道。鳥の声がひびくだけで、平日では他に歩いている人もほとんどいない。
やがて舗装された林道につきあたり、これを右に行くと香港島の東海岸に出る。
しかしこの見晴台からも見えるのは霧だけ。
さらに行くと道はまた林の中の下りになる。
そしてたどりつく最終100番の標識。しかしコースの最後はいきなり人家の間に出てしまってちょっと味気ない。
路地を抜け、来し方を振り返れば山はすっぽり雲の中。
ここまで8キロ、2時間半。その間に会った人間は8人だけだった。
せっかく東海岸に出たので大浪湾のビーチに出てみる。
名前の通り大波が来るのでサーフィンのメッカだと言うこのビーチも、今日は天気は悪いが波はなく、岩場で猫が遊んでいるだけ。
ここからさらに自動車道をたどって石澳まで歩く。
この道沿いには
奥の家も見えない立派な門あり
ゴルフコースあり。
香港のお金持ちはこういうところに家を構えるらしい。
やがてたどり着いた石澳の町は
海辺らしくカラフルな家がせせこましくくっついて建つ小さな漁村。
ここからまたミニバスで筲箕湾まで戻り、大好きなトラムに乗ってホテルに戻る。
一日緑と霧の中を歩いて気持ちよかったが、カロリーはさほど消費していないような、と体重計に乗ってみると、なんと出発前と1グラムも変わっていない。
10キロ歩いたカロリーも、帰りに食べたこの↓楊子甘露でちゃらか。
こんな本まで買っちゃったことだし、これはまた歩きに行かなければなるまい。
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香港の空港に降り立つと気温25度、湿度80%。
もわっと湿った空気が肌にまとわりついて、既に春と言うより夏の気配。
そんな中、ホテルの近くのビクトリア・パークでフラワー・ショーを開催中というので、香港の春を感じに覗いてみた。
遊園地のような門をくぐるにはHK$14(約200円)の入場料がいる。それでもお年寄りを中心に、平日の昼間でも結構な人の入り。
いきなり白鳥だかアヒルだかに迎えられ、
菊人形は派手な牛。
こんなウルトラマンみたいな牛もいるし
こちらのカバ、ゾウ、パンダは電動で動く。
さらに謎のキャラクター達が並び
高層ビルをバックにイルカ達は立ち泳ぎ。
フラワーショーというのに謎の動物園みたいで、なんだか予想していたものとだいぶ違う。
こんなおしゃれなブースもあるにはあるのだが、こちらはあまり人気がない。
若い女の子達は派手なキャラクターの前で妙なポーズの写真を撮るのに夢中だし、
カメラ小僧、カメラおやじたちは自慢の愛機でチューリップを激写。
おばちゃんたちは周りの売店で苗やお菓子を買うことに熱中している。
どうもあまり「春」は感じられなかったが、楽しそうな香港人を見られる平和な一時であった。
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もわっと湿った空気が肌にまとわりついて、既に春と言うより夏の気配。
そんな中、ホテルの近くのビクトリア・パークでフラワー・ショーを開催中というので、香港の春を感じに覗いてみた。
遊園地のような門をくぐるにはHK$14(約200円)の入場料がいる。それでもお年寄りを中心に、平日の昼間でも結構な人の入り。
いきなり白鳥だかアヒルだかに迎えられ、
菊人形は派手な牛。
こんなウルトラマンみたいな牛もいるし
こちらのカバ、ゾウ、パンダは電動で動く。
さらに謎のキャラクター達が並び
高層ビルをバックにイルカ達は立ち泳ぎ。
フラワーショーというのに謎の動物園みたいで、なんだか予想していたものとだいぶ違う。
こんなおしゃれなブースもあるにはあるのだが、こちらはあまり人気がない。
若い女の子達は派手なキャラクターの前で妙なポーズの写真を撮るのに夢中だし、
カメラ小僧、カメラおやじたちは自慢の愛機でチューリップを激写。
おばちゃんたちは周りの売店で苗やお菓子を買うことに熱中している。
どうもあまり「春」は感じられなかったが、楽しそうな香港人を見られる平和な一時であった。
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久しぶりの出張でおなじみ香港へ。
機内で今年のアカデミー賞作品 「スラムドッグ$ミリオネア」 を見る。
この映画、インドでは複雑な反応だったと聞く。
インドが舞台だし、オール・インド人キャストなのもうれしい。でも監督はイギリス人だし、スラムの悲惨な生活などインドの負の部分ばかり描かれて、いかにもインドはひどい国に見える・・・。
確かに主人公の兄弟の生活は悲惨で過酷だ。特に孤児を集めて物乞いをさせる親玉の残酷さには目を背けたくなるし、本当にこんなことが行われているのかと疑いたくもなる。しかし描かれるスラムの情景にも、その中でしたたかに生きる孤児たちにもリアリティがあって、画面からインドのにおいがし、インド人の体温まで感じられそうで、そこがすごい。
しかも孤児のこれまでの人生をクイズ番組の問題にからめて語り、サスペンスを盛り上げる。この脚本のよくできていること。これはアカデミー賞をとって当然だろう。
映画全体としてはこぶりでこれが作品賞というのはちょっと意外な気もするが、よくできた優れた作品であることは確かだし、去年の「ダージリン急行」とはちがってインド好きもきっと満足できる。エンドタイトルのいかにもインドなダンスシーンも大好き。
それにしてもクイズ・ミリオネアのインド人司会者、まさに「インド版みのもんた」で、この番組の司会者って世界中あんな感じなんだろうか。
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機内で今年のアカデミー賞作品 「スラムドッグ$ミリオネア」 を見る。
この映画、インドでは複雑な反応だったと聞く。
インドが舞台だし、オール・インド人キャストなのもうれしい。でも監督はイギリス人だし、スラムの悲惨な生活などインドの負の部分ばかり描かれて、いかにもインドはひどい国に見える・・・。
確かに主人公の兄弟の生活は悲惨で過酷だ。特に孤児を集めて物乞いをさせる親玉の残酷さには目を背けたくなるし、本当にこんなことが行われているのかと疑いたくもなる。しかし描かれるスラムの情景にも、その中でしたたかに生きる孤児たちにもリアリティがあって、画面からインドのにおいがし、インド人の体温まで感じられそうで、そこがすごい。
しかも孤児のこれまでの人生をクイズ番組の問題にからめて語り、サスペンスを盛り上げる。この脚本のよくできていること。これはアカデミー賞をとって当然だろう。
映画全体としてはこぶりでこれが作品賞というのはちょっと意外な気もするが、よくできた優れた作品であることは確かだし、去年の「ダージリン急行」とはちがってインド好きもきっと満足できる。エンドタイトルのいかにもインドなダンスシーンも大好き。
それにしてもクイズ・ミリオネアのインド人司会者、まさに「インド版みのもんた」で、この番組の司会者って世界中あんな感じなんだろうか。
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ルアンパバンにある王宮博物館
フランス植民地時代に建てられたと言う地味な宮殿の中には仏像がいっぱい
ラオスの仏像は細身で、直立不動の姿勢にまっすぐ伸ばされた長い腕が特徴的。
この車を運転しているような姿の像がおもしろいが、何を表しているのか、説明を聞いたはずなのに思い出せず。こういうことのないようにブログを始めたんだよね~。
ルアンパバンから必ず行くのはメコン川を遡っていくパクー洞窟。
東南アジアとは言え、正月の川の上は屋根がついただけの船では結構寒い。
途中、酒造りの村などに寄りながら洞窟に到着。川岸から階段を登って入り口にたどり着く。
中には延々と大小さまざまな仏像が並べられている。信者が自然発生的に持ち込み安置したものだそうで、4000体ほどもあるとか。暗い所にたくさん並んでいる様はありがたいというよりちょっとこわい。
ラオスで仏像と言えばもう一箇所、ビエンチャン郊外のブッダパーク。
ブッダとはいえ新興宗教の開祖が作った公園とやらで、これが実に変なところ。
総コンクリート作りのこんな珍妙な像の数々が所狭しと並び
この奇妙な建物には怪物の口から入って屋上まで登れる。
キワモノ感満載のブッダパークだが、世界遺産やら絶景やらを見慣れたS社のツアー客には結構受けていた、かもしれない。
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フランス植民地時代に建てられたと言う地味な宮殿の中には仏像がいっぱい
ラオスの仏像は細身で、直立不動の姿勢にまっすぐ伸ばされた長い腕が特徴的。
この車を運転しているような姿の像がおもしろいが、何を表しているのか、説明を聞いたはずなのに思い出せず。こういうことのないようにブログを始めたんだよね~。
ルアンパバンから必ず行くのはメコン川を遡っていくパクー洞窟。
東南アジアとは言え、正月の川の上は屋根がついただけの船では結構寒い。
途中、酒造りの村などに寄りながら洞窟に到着。川岸から階段を登って入り口にたどり着く。
中には延々と大小さまざまな仏像が並べられている。信者が自然発生的に持ち込み安置したものだそうで、4000体ほどもあるとか。暗い所にたくさん並んでいる様はありがたいというよりちょっとこわい。
ラオスで仏像と言えばもう一箇所、ビエンチャン郊外のブッダパーク。
ブッダとはいえ新興宗教の開祖が作った公園とやらで、これが実に変なところ。
総コンクリート作りのこんな珍妙な像の数々が所狭しと並び
この奇妙な建物には怪物の口から入って屋上まで登れる。
キワモノ感満載のブッダパークだが、世界遺産やら絶景やらを見慣れたS社のツアー客には結構受けていた、かもしれない。
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ビエンチャンからルアンパバンへはおんぼろプロペラ機で飛ぶ。
期待通りコンピューター・プログラムなんてまったく関係なさそうな飛行機だが、空調の不調か機内には怪しい白煙が漂ったりして、別の心配でドキドキ。
高度が低いので地上の様子はよく見える。
着いた先はビエンチャンよりさらにのどかな所で、ここではひたすらお寺巡り。
まずは典型的ルアンパバン様式という大きな屋根のワット・シェントーン。
中には大きな金色のお釈迦様がいらっしゃるが、ここの見所は外の壁。
お寺の裏には「生命の木」という有名な大モザイクがあり、脇の壁も華やかで美しい。
さらにあちらこちらにこんなモザイク
色ガラスで描かれた動物や村の様子がかわいい。
次に訪れたワット・マイ・スワナプーマハム
表の壁が一面金色の浅浮き彫りになっていて、こちらにも動物や村人の姿が。
特にこの動物達の素晴らしいこと。
さらにワット・セーン
このお寺の内部は朱色に金のステンシルのような装飾で覆われていて、これも壁好きにはたまらない。
ルアンパバンで壁萌え~。
夕方にはパーシー山からメコンに沈む夕陽を眺めるのがお約束。
町で夕食の後、ツアーの何人かでホテルまでの道をのんびり歩いて戻った。
街灯などほとんどない未舗装の暗い道、開け放された家の中を覗き込むと真っ暗な部屋の中、白黒テレビの周りに家族が集まって見ている。
ン十年前の子供の頃、親の田舎で見た風景そのままだった。
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期待通りコンピューター・プログラムなんてまったく関係なさそうな飛行機だが、空調の不調か機内には怪しい白煙が漂ったりして、別の心配でドキドキ。
高度が低いので地上の様子はよく見える。
着いた先はビエンチャンよりさらにのどかな所で、ここではひたすらお寺巡り。
まずは典型的ルアンパバン様式という大きな屋根のワット・シェントーン。
中には大きな金色のお釈迦様がいらっしゃるが、ここの見所は外の壁。
お寺の裏には「生命の木」という有名な大モザイクがあり、脇の壁も華やかで美しい。
さらにあちらこちらにこんなモザイク
色ガラスで描かれた動物や村の様子がかわいい。
次に訪れたワット・マイ・スワナプーマハム
表の壁が一面金色の浅浮き彫りになっていて、こちらにも動物や村人の姿が。
特にこの動物達の素晴らしいこと。
さらにワット・セーン
このお寺の内部は朱色に金のステンシルのような装飾で覆われていて、これも壁好きにはたまらない。
ルアンパバンで壁萌え~。
夕方にはパーシー山からメコンに沈む夕陽を眺めるのがお約束。
町で夕食の後、ツアーの何人かでホテルまでの道をのんびり歩いて戻った。
街灯などほとんどない未舗装の暗い道、開け放された家の中を覗き込むと真っ暗な部屋の中、白黒テレビの周りに家族が集まって見ている。
ン十年前の子供の頃、親の田舎で見た風景そのままだった。
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初めてラオスに行ったのは2000年。
皆さんは覚えていらっしゃるだろうか、99年の年末、「2000年問題」という空騒ぎがあったことを。曰く、古いコンピューター・プログラムは西暦2000年を認識できないので世界中が混乱する、飛行機も落ちるかもしれないのでえらいことになる、うんぬん。
当時勤めていた会社もこれを真に受けて、この年の年末休暇は海外渡航禁止令が出た。しかしそんなことで旅行をあきらめてはluntaさんの女がすたる。それならコンピューターなんて使ってなさそうな国ならいいだろう、と選んだ旅行先がラオス。失礼と言えば失礼だけど、まあ、そんなに大きくはずれてもいなかったわけで。
バンコクから飛行機でビエンチャン入り。
まずは早速お寺巡り。
1818年に造られたワット・シーサケートは中庭を囲む回廊にたくさんの仏様。
ワット・プラケオはバンコクに同じ名前の寺がある。おなじみエメラルド寺院だが、ご本尊のエメラルド仏は元々ラオスのこの寺にあったものが戦争でシャム王国に奪われてしまったのだそうだ。
なにしろ9年も前のこととて、このお寺の中がどうなっていたかさっぱり記憶にない。寺の名前などもこの記事のために検索してやっと分かった次第だが、この寺の扉はよく覚えている。
正面の扉と
裏の扉
特に鳥と天人をびっしりと彫刻した裏の扉が素晴らしい。確か川の中から発見された、とか聞いたような記憶があるがはなはだ怪しい。
次に向かったのは有名な仏塔、タートルアン。
でかくてピカピカ
そして凱旋門
外見は無粋なコンクリートの塊だが、中の天井にはラオスらしいきれいな装飾がある。
そして階段を登って上から周りを眺めると
一国の首都とは思えない、こののどかさ。9年前には車もろくに走っていなかったが、さて今はどうなっているか。
メコン川に沈む夕陽ものどかなビエンチャンだった。
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皆さんは覚えていらっしゃるだろうか、99年の年末、「2000年問題」という空騒ぎがあったことを。曰く、古いコンピューター・プログラムは西暦2000年を認識できないので世界中が混乱する、飛行機も落ちるかもしれないのでえらいことになる、うんぬん。
当時勤めていた会社もこれを真に受けて、この年の年末休暇は海外渡航禁止令が出た。しかしそんなことで旅行をあきらめてはluntaさんの女がすたる。それならコンピューターなんて使ってなさそうな国ならいいだろう、と選んだ旅行先がラオス。失礼と言えば失礼だけど、まあ、そんなに大きくはずれてもいなかったわけで。
バンコクから飛行機でビエンチャン入り。
まずは早速お寺巡り。
1818年に造られたワット・シーサケートは中庭を囲む回廊にたくさんの仏様。
ワット・プラケオはバンコクに同じ名前の寺がある。おなじみエメラルド寺院だが、ご本尊のエメラルド仏は元々ラオスのこの寺にあったものが戦争でシャム王国に奪われてしまったのだそうだ。
なにしろ9年も前のこととて、このお寺の中がどうなっていたかさっぱり記憶にない。寺の名前などもこの記事のために検索してやっと分かった次第だが、この寺の扉はよく覚えている。
正面の扉と
裏の扉
特に鳥と天人をびっしりと彫刻した裏の扉が素晴らしい。確か川の中から発見された、とか聞いたような記憶があるがはなはだ怪しい。
次に向かったのは有名な仏塔、タートルアン。
でかくてピカピカ
そして凱旋門
外見は無粋なコンクリートの塊だが、中の天井にはラオスらしいきれいな装飾がある。
そして階段を登って上から周りを眺めると
一国の首都とは思えない、こののどかさ。9年前には車もろくに走っていなかったが、さて今はどうなっているか。
メコン川に沈む夕陽ものどかなビエンチャンだった。
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珍しく見たいものが重なったので渋谷Bunkamuraで映画の二本立て。
「ダウト」
60年代のカソリック中学校を舞台にしたメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンによる心理劇。
メリル・ストリープの鬼校長が怖い、怖い。こういう芝居をするだろうなあ、と言う予想通りとはいえ、やっぱり怖い。「マンマ・ミーア」のはしゃいだおばさんは痛くて見ていられず機内ですぐ消してしまったが、こっちは目が離せない。さすがの貫禄。
それに少しも劣らないのがフィリップ・シーモア・ホフマン。太った気弱そうな顔が神父らしい優しい顔にも見えるし、裏のある狡猾な顔にも見える。本当にうまい役者だと見るたびに感心する。
60年代を舞台にしているが、自分の信ずることのみが善であると疑わないこと、不寛容の恐ろしさなど、今まさに問われるべきテーマ。地味とは言え、こういうテーマを娯楽映画にできるところがアメリカはすごい。
「ホルテンさんのはじめての冒険」
たぶんはじめて見たノルウェー映画。
定年退職する列車の運転手さんの話なので、ベルゲン急行の運転席は見られるわ、車両倉庫には入れるわ、その上なぜかオスロ空港の裏側にまで入り込んで、この監督さんは乗り物マニアと見た。鉄道マン同士、線路の音を聞いただけでどの路線か当てる遊びなんてタモリ倶楽部みたい。
タイトルには冒険とあるが、主人公は積極的に冒険するわけではない。本人が所在無くしていると次々に不思議な人に出会う、というところはちょっとフェリーニに似ている。「甘い生活」や「女の都」からエロ要素を取り去って、イタリアの湿った暖かい空気をつめたいノルウェーの空気に変えた感じ。それじゃ全然別物、ってわけでもないのだ。口数の少ない所は「かもめ食堂」にも似ている。北欧ってやっぱり口が重いのだろうか。
結構クスクス笑える所があるのだが、劇場のまばらなお客さんはノリが悪くてさびしかった。
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「ダウト」
60年代のカソリック中学校を舞台にしたメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンによる心理劇。
メリル・ストリープの鬼校長が怖い、怖い。こういう芝居をするだろうなあ、と言う予想通りとはいえ、やっぱり怖い。「マンマ・ミーア」のはしゃいだおばさんは痛くて見ていられず機内ですぐ消してしまったが、こっちは目が離せない。さすがの貫禄。
それに少しも劣らないのがフィリップ・シーモア・ホフマン。太った気弱そうな顔が神父らしい優しい顔にも見えるし、裏のある狡猾な顔にも見える。本当にうまい役者だと見るたびに感心する。
60年代を舞台にしているが、自分の信ずることのみが善であると疑わないこと、不寛容の恐ろしさなど、今まさに問われるべきテーマ。地味とは言え、こういうテーマを娯楽映画にできるところがアメリカはすごい。
「ホルテンさんのはじめての冒険」
たぶんはじめて見たノルウェー映画。
定年退職する列車の運転手さんの話なので、ベルゲン急行の運転席は見られるわ、車両倉庫には入れるわ、その上なぜかオスロ空港の裏側にまで入り込んで、この監督さんは乗り物マニアと見た。鉄道マン同士、線路の音を聞いただけでどの路線か当てる遊びなんてタモリ倶楽部みたい。
タイトルには冒険とあるが、主人公は積極的に冒険するわけではない。本人が所在無くしていると次々に不思議な人に出会う、というところはちょっとフェリーニに似ている。「甘い生活」や「女の都」からエロ要素を取り去って、イタリアの湿った暖かい空気をつめたいノルウェーの空気に変えた感じ。それじゃ全然別物、ってわけでもないのだ。口数の少ない所は「かもめ食堂」にも似ている。北欧ってやっぱり口が重いのだろうか。
結構クスクス笑える所があるのだが、劇場のまばらなお客さんはノリが悪くてさびしかった。
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なじみの旅行会社に誘われて、写真家、長倉洋海氏のスライド講演会にお邪魔した。
長倉氏はアフガンやエルサルバドルの写真で有名だが、最近はシルクロードを旅して写真集も出されている。
今回は旅行社のシルクロード・キャンペーンのための講演会だったが、タクラマカン砂漠から青海省、トルキスタン、ウズベキスタン、シリア、トルコまでの写真が紹介され、話も写真を撮る時のこつやこだわりからラクダの糞やよだれの話まで、さらにアフガンのマスード将軍の話も出て盛りだくさん。
写真家というのはなんとなく話が苦手というイメージを抱いていたが、長倉さんのお話はわかりやすくておもしろい。立て板に水と言う感じではもちろんないし、面白おかしく話すと言うわけでもないが、そこはかとないユーモアと人間としての暖かさが感じられてそこがいい。子供など人物写真を得意とされる理由が分かるような気がした。
講演会の最後には著書にサインもいただいて
S社さん、今回はいい企画でしたよ。
こういう話を聞くと地べたをどこまでも旅したくなる。
願わくばそこで気に入った写真の一つでも撮れればもっと楽しいだろう。勉強しなきゃ。
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長倉氏はアフガンやエルサルバドルの写真で有名だが、最近はシルクロードを旅して写真集も出されている。
今回は旅行社のシルクロード・キャンペーンのための講演会だったが、タクラマカン砂漠から青海省、トルキスタン、ウズベキスタン、シリア、トルコまでの写真が紹介され、話も写真を撮る時のこつやこだわりからラクダの糞やよだれの話まで、さらにアフガンのマスード将軍の話も出て盛りだくさん。
写真家というのはなんとなく話が苦手というイメージを抱いていたが、長倉さんのお話はわかりやすくておもしろい。立て板に水と言う感じではもちろんないし、面白おかしく話すと言うわけでもないが、そこはかとないユーモアと人間としての暖かさが感じられてそこがいい。子供など人物写真を得意とされる理由が分かるような気がした。
講演会の最後には著書にサインもいただいて
S社さん、今回はいい企画でしたよ。
こういう話を聞くと地べたをどこまでも旅したくなる。
願わくばそこで気に入った写真の一つでも撮れればもっと楽しいだろう。勉強しなきゃ。
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